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重量挙げのルールと記録およびリオオリンピック情報

      2017/05/06

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オリンピックをの中継で重量挙げを見るたびに、腕や脚をプルプルさせながら、あの重たいバーベルを持ち上げるというだけで、かなり緊張しているの覚えています。

しかし、重量挙げのルールや記録を知る前までは、いくら重たいバーベルを持ち上げても、それがどのくらいのレベルかさっぱり分からず、競技として見る分に少し物足りなさを感じていました。

この記事では、あまり知られていない重量挙げのルールと記録を紹介する事で、リオオリンピックの重量挙げの中継を見る上で、ひとつの参考になればと思います。

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重量挙げのオリンピックルール

重量挙げにはスナッチとクリーン&ジャークの2種類があり、それぞれの種目で3回まで試技が行われます。

重量挙げの順位決定方法は、スナッチとクリーン&ジャークの2種類の記録の合計重量で競います。

重量挙げは、最初にスナッチ種目を行い、その次にクリーン&ジャーク種目を行います。ただし、スナッチ種目の段階で記録なしの場合、クリーン&ジャークの種目を行なう事が出来ないため、事実上失格になります。

そのため、スナッチ種目を確実に成功させる事が必須条件になります。

スナッチ

スナッチとは、プラットフォームに置いているバーベルを制限時間内(オリンピックは60秒)に一気に頭上まで持ち上げる動作のことを指します。

頭上で持ち上げた状態をキープし、「降ろせ」の合図と共にプラットフォームにバーベルを下ろすことで試技が終了となります。

ここでいうキープとは、両肘を伸ばした状態で頭上でバーベルをキープしている状態の事を指します。

正しくプラットフォームに落とせなった場合や、競技者の後ろ面からバーベルを降ろした場合の試技は失敗となります。

ウエイトリフティングにおけるスナッチでは、3回の試技が行われ、3回の中で最も挙上重量が高い試技が記録とされます。

クリーン&ジャーク

肩のラインまで一度上げて静止(クリーン)をして、次いで一気に全身の反動を利用して頭上へ持ち上げる(ジャーク)動作のことを指します。

ウエイトリフティングにおけるクリーン&ジャークでは、3回の試技が行われ、3回の中で最も挙上重量が高い試技が記録とされます。

体重による重量挙げの規定

重量挙げは、筋肉量以上に体重による優位性が大きく関与するため、体重に関するルール・規定は厳しく厳格に行なうのが特徴です。

重量挙げもボクシングと同様に階級別に検量が行われますが、検量は実際に試技する2時間前から開始されるため、ボクシングに比べてもかなり厳しい審査になります。

重量挙げの記録

重量挙げは2種目(スナッチ、クリーン&ジャーク)の合計重量で順位をつけますが、それぞれの種目および合計重量のオリンピック記録および世界記録は以下のようになります。

オリンピック記録
男子 スナッチ クリーン&ジャーク 合計重量
56kg 137kg 168kg 305kg
62kg 153kg 177kg 327kg
69kg 165kg 196kg 357kg
77kg 175kg 207kg 379kg
85kg 185kg 215kg 394kg
94kg 187kg 234kg 418kg
105kg 200kg 236kg 436kg
105kg超 212kg 263kg 472kg
女子 スナッチ クリーン&ジャーク 合計重量
48kg 97kg 117kg 212kg
53kg 100kg 131kg 226kg
58kg 108kg 138kg 246kg
63kg 115kg 135kg 245kg
69kg 128kg 158kg 286kg
75kg 131kg 161kg 291kg
75kg超 151kg 187kg 333kg
世界記録
男子 スナッチ クリーン&ジャーク 合計重量
56kg 139kg 171kg 305kg
62kg 154kg 183kg 333kg
69kg 166kg 198kg 359kg
77kg 176kg 210kg 380kg
85kg 187kg 218kg 394kg
94kg 188kg 234kg 418kg
105kg 200kg 242kg 436kg
105kg超 214kg 264kg 475kg
女子 スナッチ クリーン&ジャーク 合計重量
48kg 98kg 121kg 217kg
53kg 103kg 134kg 233kg
58kg 112kg 141kg 252kg
63kg 117kg 146kg 261kg
69kg 128kg 158kg 286kg
75kg 135kg 164kg 296kg
75kg超 155kg 193kg 348kg
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リオオリンピック日本代表選考方法および出場選手

選考方法

世界選手権(出場枠数獲得&内定者選考)

重量挙げの選考は、毎年11月中旬から下旬にかけて行なわれる世界選手権大会が一番重要になります。

オリンピックの国別出場枠数は、2年間(今回は2014年と2015年が対象)の世界選手権大会の各国の出場した選手の得点の合計(男子は上位6名、女子は上位4名)で決まります。

世界選手権における得点とは、階級に関係なく個人成績の順位が1位は28点、2位は25点、3位は24点・・・・24位は2点、25位は1点という配分です。各国の総合得点による順位により、各国の出場数枠は以下のように振り分けられます。

男子(24カ国) 出場枠数 女子(21カ国) 出場枠数
1位~6位 6名 1位~9位 4名
7位~12位 5名 10位~16位 3名
13位~18位 4名 17位~21位 2名
19位~24位 3名

ちなみに、リオオリンピックにおける世界選手権における日本の出場枠数は男子0名、女子4名でした。

世界選手権の日本の代表枠数が決定したら、次に国内の代表選手を選ぶ事になります。これは事実上の内定を決める事になり、マラソンの選考会で例えますと、世界選手権で入賞したら内定をもらえるのと同じ位置づけになります。

世界選手権によるオリンピック日本代表枠は、日本ウエイトリフティング協会による規定で男子でオリンピック出場枠6名または5名の場合は最大2名内定、4名または3名の場合は最大1名内定、女子はオリンピック出場枠を獲得出来た場合は最大1名内定となっています。

その結果、男子は内定者0名、女子は内定者1名となります。

内定は2015年の世界選手権で入賞(8位以内)したうち、階級に関係なく上位から順番に選考します。同順位の場合は、2014年と2015年の世界選手権における獲得得点の和で決定します。 2015年の世界選手権で入賞者無しの場合、内定者は出しません。

それを踏まえて、2015年の日本選手の世界選手権の結果をご覧ください。

男子: 56kg級 高尾宏明 248kg 16位
62kg級 糸数陽一 294kg 9位
62kg級 中山陽介 271kg 30位
69kg級 五百蔵正和 302kg 24位
69kg級 笠井武広 297kg 33位
105kg 級 持田龍之輔 375kg 15位
105kg 級 白石宏明 366kg 20位
+105kg 級 太田和臣 順位なし
女子: 48kg級 三宅宏実 193kg 3位
48kg 級 大城みさき163kg 29位
53kg級 八木かなえ 191kg 13位
58kg級 安藤美希子213kg 8位
63kg級 吉田朱音 206kg 16位
63kg級 松本潮霞 203kg 19位
+75kg級 嶋本麻美 順位なし

この結果により、女子は48kg級の三宅選手(入賞者2名のうち、最上位にいるため)が内定を獲得しました。

アジア選手権大会(男子のみ日本代表1名選出)

男子のみ、世界選手権でオリンピック出場枠を獲得出来なかった場合、アジア選手権の結果により、最大1名がリオオリンピックの日本代表に選出されます。そのため、世界選手権で出場枠を獲得した場合は、アジア選手権大会の結果でオリンピック日本代表に選出される事はありません。

今回の男子は世界選手権で出場枠を獲得出来なかったため、この大会で、糸数選手(警視庁)がアジア選手権で、スナッチ130kg 1位、ジャーク158kg 2位 トータル288kg で見事金メダルを獲得したため、リオオリンピック代表に決定しました。

全日本選手権

全日本選手権は、リオオリンピックに日本代表として出場するために必ず出場しなければいけません。

最終的なリオオリンピック出場選手は世界選手権で獲得した出場枠数だけ、個人のランキング表により選出されます。

個人のランキング表は世界選手権およびアジア選手権の結果が優先されます。

日本代表選手(2016年6月13日現在)

男子62kg級 糸数 陽一(25)警視庁 (アジア選手権における内定)
女子48kg級 三宅 宏実(30)いちごグループホールディングス (世界選手権における内定)
女子53kg級 八木 かなえ(23)総合警備保障
女子58kg級 安藤 美希子(23)いちごグループホールディングス
女子63kg級 松本 潮霞(24)ALSOK

テレビ放送予定

2016年8月7日(日)  NHK   ウェイトリフティング 女子48kg級

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