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春はなぜ眠いと感じるの?「春眠暁を覚えず」は正しいのか?

      2017/05/06

春になると、ポカポカと暖かい日が続き、気持ちよくてついウトウトと眠くなります。

確かに春になると、寒くて布団から出られない理由とは違って、朝気持ちよくて二度寝してつい寝過ごしたり、学校の授業や仕事中につい居眠りをしてしまう人が増えます。

それだけ、春はヒトにとって気持ちの良い季節と言えるのですが、あまりに眠くなると、授業や仕事など日常生活に悪い影響を与えるのも事実です。

また、春を象徴することわざとして、「春眠暁を覚えず」があるくらいなので、昔から春は眠くなる季節かそういう季節かなとなんとなく思っている人が多いですが、そもそも、春に眠い理由に科学的な根拠はあるのでしょうか?

眠くなる理由が分かれば、いざ授業中や仕事中に居眠りするのをあらかじめ対策する事も出来ます。

この記事では、春に眠い科学的根拠と「春眠暁を覚えず」は正しいのかお話していきます。

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春はなぜ眠くなるのか?

春になると眠くなる原因は以下のような科学的な理由があります。

自律神経が乱れ

春に眠くなる一番の原因は「自律神経が大きく乱れる」からです。

自律神経は、循環器、消化器、呼吸器などの活動を調整するために、24時間働き続けている神経であるため、睡眠にも大きな影響を与えます。

自律神経には活発に行動する交感神経とリラックスモードの副交感神経の2種類あり、その時の環境に応じてバランスを整えています。

自律神経は外気の気温差に大きく影響を受け、季節の変わり目のなかで、冬から春が一番気温差が大きく、外気の環境が大きく変わるため、自律神経が大きく乱れ、睡眠も浅くなります。

他にも春に眠い原因はありますが、ほとんどが自律神経の乱れが関係してきます。

脳の血液量の減少

暖かくなると、副交感神経が働き、リラックスモードとなり眠りを誘発します。

また、暖かくなって体にこもった熱を外に逃がすために、血管を広げて、皮膚表面の血流が増やします。

その結果、血圧が下がるので、脳への血流が減り脳が酸素不足になります。

この酸素不足というのは、眠くなるとあくびをする事であり、あくびは脳への酸素が不足しているというサインになります。

つまり、あくびは眠気を防ぐために無意識に酸素を取り込もうとする行為になります。

メラトニンの減少

メラトニンとは、睡眠を誘発する睡眠ホルモンの事です。

私たちは、基本夜に寝て朝起きる生活をしていますが、それはメラトニンの分泌が大きく関わってきます。

メラトニンは夜になると大量に分泌されておやすみモードに入り、太陽の光にあたると分泌量が低下して、起床モードに入ります。

冬と春では日照時間がかなり違い、冬は夜の時間が長く日照時間が短いため、メラトニンが大量に分泌されやすいですが、春になると夜の時間が短く日照時間が長いため、メラトニンの分泌量が低下します。

先程、お話したように、冬から春が季節の変わり目で一番変化が大きいため、体はメラトニンが大量に分泌されると思っていても、思っている以上に分泌されないので、睡眠の低下を招きやすいです。

活動量の増加

冬はどうしても日照時間が短いうえに、かなり寒いので、外で積極的に行動するよりも自分の家で閉じこもるため、活動量はさほど多くありませんが、冬から春になると、積極的に外に出るようになると自然と活動量も増えてきます。

そのため、春に活発に行動しても、体はまだ冬の活動量に慣れたままなので、気持ちだけがはりきり過ぎて、すぐに疲れて眠くなります。

ビタミンB群の大量消費

ビタミンB群は、主にエネルギー変換に使われ、市民ランナーの私もマラソン中の食事としてよく取り入れている栄養素です。

春は暖かくなって身体の各器官が活発になるため、消費するエネルギーの量が急に多くなり、ビタミンB群が非常に不足しやすい季節です。

ビタミンB群は、睡眠ホルモンであるメラトニンに大きな影響を与え、ビタミンB群が不足すると、メラトニンの分泌が悪くなり、睡眠の質が落ちます。

春特有の精神的ストレス

春は暖かくて、ぽかぽか陽気でノンストレスと思う人がいますが、春と言えば出会いと別れの季節、転勤や引越しなど、環境が大きく変わる季節です。

そのため、想像以上にストレスを感じやすく、自律神経が大きく乱れ睡眠が浅くなります。

花粉の増加

春と言えば花粉の季節ですが、この時期は花粉症にかかる人が急増します。

そのため、花粉症を抑える薬を飲む機会が増えますが、花粉症を抑える薬には抗ヒスタミン剤が含まれているものが多く、アレルギーに速攻の効果が見られる一方で、副作用によって脳の働きを抑制するため、眠気を誘発してしまいます。

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春眠暁を覚えずの意味と正しい意味

春を象徴することわざである「春眠暁を覚えず」は、中国の唐の時代の詩人・孟 浩然(もう こうねん)によって生まれました。

ことわざの全文は、「春眠暁を覚えず、処処啼鳥を聞く、夜来風雨の音、花落つること知る多少」で、「春の夜は気候もよく心地よいので、夜明けも知らず鳥のさえずりが聞こえる。昨晩は嵐の吹く音がしたが、おそらく花がたくさん散ったことだろう」と訳されます。

このことわざは国語の授業で何回も音読させられた記憶がありますが、授業中に居眠りをしていると、

「まさしく春眠暁を覚えずだね」

といじられた人を何人か見てきましたが、本来の意味は、春は気候が良く寝やすいが、日照時間が長くなっているので、同じ睡眠時間でも、目覚める頃にはすっかり明るくなっているということです。

つまり、昼寝ではなく夜の睡眠について詠った詩であるため、授業中や仕事中につい居眠りをしている人に使う言葉としては間違っています。

最後に

春に眠い科学的根拠はたくさんあるため、やはり春は睡魔との闘いの季節と言えます。

しかし、ことわざで使う「春眠暁を覚えず」は春になると眠くなるという意味ではなく、春の夜の睡眠について詠った誌であるので、この機会に正しく理解して、人前で恥をかかないようにしましょう。

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