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ナトリウムの塩分換算方法とは?ナトリウムと塩分は違う事実

      2017/05/21

日本人は塩分摂取量が多く、高血圧症、腎臓疾患、不整脈などの生活習慣病にかかる人が年々増えている事から、日頃から塩分摂取量を気にしている人は多いです。

そのため、スーパーで買い物する時に、食品パッケージの成分表の「ナトリウム量」を見て塩分を摂りすぎないように気をつけている人もかなりいるでしょう。

その心がけは素晴らしいものですが、

ナトリウム量は塩分量と違う事をきちんと理解していますか?

このように聞かれると、

「食塩はナトリウムでしょ!」

と答える人は多くいます。

しかし、そもそも食塩とナトリウムは違いますし、まだ分かっている人は

「ナトリウムの下に食塩相当量という表示を見たことあるからやっぱり違うのでは?」

と言うでしょう。

つまり、食塩相当量の表示があれば、その値で塩分を計算すればいいのですが、表示されていない場合は、ナトリウム量から塩分量を換算しなくてはいけないと言う事です。

もしかしたら、厚生労働省が発表している一日のナトリウム(食塩相当量)という表現が、ナトリウム=食塩相当量と勘違いしている原因かもしれません。しかし、正確には食塩相当量の事を指しているので、ナトリウム量は関係ありません。詳細はのちほど説明します。

この記事では、ナトリウムと塩分の違いとナトリウム量から塩分換算方法についてお話していきます。

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ナトリウムと塩分の違いとは?

ナトリウムと塩分の違いは、

・ナトリウム(Na)

・塩分(塩)(NaCl)

で分かるように、塩の主成分は塩化ナトリウムであるため、ナトリウムはあくまでも塩の成分の一部となります。

そのため、ナトリウム=塩分ではありません。

ナトリウム量から塩分量を換算する方法とは?

ナトリウムから塩分量を換算する方法は、

食塩相当量(g)=ナトリウム量(mg)×2.54/1000

です。

普通に上の換算式に当てはめたらいいのですが、なぜこの換算式で食塩相当量が求められるのでしょうか?

化学を勉強してきた人にとっては簡単ですが、化学に詳しくない人のために説明しますと、食塩は塩化ナトリウムという成分がほとんどであり、ナトリウム原子と塩素原子で構成されています。

ナトリウムの原子量は23、塩素原子量は35.45、塩化ナトリウムの分子量は58.45であるため、ナトリウムから食塩相当量を出すには、58.45/23=2.54倍すれば算出出来るからです。

原子量と分子量は重さと考えてもらって問題ありません。つまり、塩化ナトリウムとナトリウムの重さから、ナトリウムを2.54倍すれば塩化ナトリウムと同じ重さになるという考えです。

1000で割るのは、単位をmg→gに合わせるためです。

つまり、ナトリウム量と食塩相当量には2.5倍近く開きがあるため、ナトリウム量=食塩相当量と勘違いしていたら、過剰な塩分を摂取する事になるため、計算式を覚える必要はなくても、知識として知っておかなくてはいけません。

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栄養成分表は「ナトリウム」から食塩相当量に統一されるが・・・

ナトリウムから塩分の換算方法が分かりましたが、実は2015年4月から食品表示法が施行され、ナトリウム表示から食塩相当量に統一されています。執行期間は5年間であるため、2020年にはナトリウムの表示が完全に消えます。

「それなら、ナトリウムから塩分換算する必要無くなってラッキー!」

と思う人が続出すると思います。

しかし、ナトリウムから食塩相当量に統一されることは、大きな問題点があります。

それは、生活習慣病の本当の理由が見えなくなる事です。

簡単に言えば、食塩、塩分、塩だけ気にすれば良いと勘違いする人が続出する事です。

これでも意味が分からないと思いますが、そもそもなぜナトリウムと食塩相当量の2つの表示があるかご存知ですか?

実は、塩分の摂り過ぎによる高血圧、腎臓疾患、不整脈といった生活習慣病の大きな原因は、塩分でなくナトリウムだからです。

日本人はとにかくナトリウム摂取量が多く、国民病といえる生活習慣病を改善するために、ナトリウム量を減らしましょうと言ってもいまひとつピンとこないため、日本人に身近な塩の摂取量で、表示したのです。

そのため、ナトリウムと食塩相当量という2つの表示が存在します。

厚生労働省の発表している、食塩摂取量の目標値が、男性で8g未満、女性で7g未満(2015年現在)とあるのは、あくまでも食塩相当量の事であり、ナトリウムに換算すると、男性は3.1g未満、女性で2.7g未満となります。

今は、「食塩無添加」「塩分カット」「減塩」で消費者の購買意欲を増す商品が増えていますが、よ~く商品の成分表示をみると、

グルタミン酸ナトリウム、イノシン酸ナトリウム、グアニル酸ナトリウム、重曹、カンスイといったものも、ナトリウムを含んでいます。(重曹やカンスイは化学の知識が無いと分からないと思います)

これらは食塩ではないですが、さっきも言いましたが、生活習慣病のもとはナトリウムの過剰摂取です。

そのため、本来はナトリウムの摂取量を抑えるために、食塩相当量という表示で国民に意識付けを促していたのに、その効果が無くなる可能性が高くなります。

最後に

この記事では、ナトリウムの塩分換算についてだけでなく、塩分の摂取量を抑えるのではなく、ナトリウムの摂取量を抑えるという根本的なところまでお話ししました。

そのため、ナトリウムの塩分換算は本来は必要では無い事かもしれませんが、ナトリウムの過剰摂取問題を意識付けするという意味では決して無駄な事ではなく、ある意味必要なことかもしれません。

それよりも、塩分摂取量という考えからナトリウム摂取量に変更した方が、今後の事を考えると良いと個人的に思っています。

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