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野球でボークが取られる理由とその後のプレーはどうなる?

      2017/05/06

野球の試合を見ていると、たまにピッチャーがボークを取られてランナーが進塁するシーンを見たことあるかと思います。

ボークはピッチャーの反則投球によって、塁上のランナーに対して1つの進塁があたえられます。

しかし、普通にテレビや現地で野球をみていても、投球動作に何の問題が無いように感じるため、いきなり審判がボークの宣言をすると、何でボークかすぐに分かる人は少ないと思います。

テレビの場合は、スローモーションでリプレイ映像が流れますし、解説者によって説明されるので何となく理解することが出来ますが、そもそもボークの種類が分からない限り、解説を聞いても「そうなんだ~」くらいにしか感じないと思います。

また、ボークを指摘されると、ピッチャーは投げる動作を止めますが、ボークの宣告が遅く、普通にバッターに投球した場合、どうなるか分かりますか?

この記事では、ピッチャーがボークを取られる理由と、もしもボークが宣告された場合、バッターとの勝負の行方はどうなるのかについて解説していきます。

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ボークはなぜ存在するのか?

ボークとはピッチャーが反則投球をした際に、罰則として塁上にいるすべてのランナーが一つ進塁しますが、ランナーがいないときは、ピッチャーが反則投球してもボークにはなりません。

ボークというルールが存在する理由を説明する前に、大前提としてピッチャーは、決められた投球動作をしなければいけません。

もしも、ピッチャーが投球動作前に一度静止せずに、いきなりボールを投げられたら、ほとんどのバッターは打つことが出来ません。バッターはピッチャーの投げる動作やボールの軌道をみて、タイミングよくバットを振らないとボールに当てることは出来ないため、ピッチャーが反則投球されるとバッターが非常に不利になります。

一方、ランナーの立場からも言わせてもらうと、塁上にランナーが出ると、ランナー心理として盗塁してひとつでも先の塁に進みたいと思います。同時に、ピッチャーはいかにランナーを先の塁に進めさせないか考えます。盗塁は野球のルールで認められた権利です。

もし、ピッチャーがランナーを誘い出して牽制でアウトにしたいと思った時に、投球動作に入る時に一度静止しなければいけません。完全静止せずに、投げるふりをして投げないと、モーションを盗んで盗塁したランナーが飛び出す形となり、簡単にアウトになる可能性が高いため、ピッチャーが反則投球するとランナーも非常に不利になります。

ボークはどちらかというと、ランナーの進塁に不利が生じないように定めたルールと言えます。(必ずしもそうではありませんが)

そのため、ランナーがいるとボークによって一つ先の塁へ進塁する事が出来るのです。

ボークの種類とは?

公認野球規則(6.02ピッチャーの反則行為)によりますと、現在、13個の行為がボークとみなされます。

13個のボークのうち、12個はピッチャーによるもの、残る1個はキャッチャーによるものです。キャッチャーによるボークがあるの?と思われるでしょうがキャッチャーにもボークが適用される場合があります。

投手板に関するボーク

ピッチャーマウンドに投手板という白い板がありますが、ピッチャーは投球および牽制時は必ず投手板に触れなければいけません。

そのため、投手板に触れずに投球動作をするとボークがとられます。

また、投手板に触れている時に、

・ボールを持っていない(隠し球)

・ボールを落とす(故意でなくても)

・1.3塁への偽投(投げるふり)、ただし投手板から踏み外して偽投するのはOK

・牽制時に、足を牽制する塁の方向へ踏み出さなかった場合

・ランナーのいない塁へ送球および偽投

の行為はボークに対象となります。

投球動作に関するボーク

・セットポジションでの完全静止をしなかった場合

・投球動作を途中でやめた場合

・投球姿勢の状態で、投球・送球を除いてボールを離した場合

キャッチャーによるボーク

・敬遠のファーボールの時に、キャッチャーがキャッチャーボックスの外にいる時に、ピッチャーが投球を開始した場合

これを聞くと、キャッチャーは敬遠の時キャッチャーボックスから離れているのに?と思いでしょうが、ピッチャーがボールを離すまでは、キャッチャーはキャッチャーボックス内にいないといけない決まりがあります。

そのため、敬遠時は毎回、キャッチャーはキャッチャーボックスの中から外へ移動しているのです。

その他

・故意に試合を遅延させた場合

・バッターが打つ準備が出来ていないのに投球した場合

・反則投球した場合

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ボークが宣言された後のプレーはどうなるの?

ボークが宣告されると、ボールデッドとなるため、ランナーが進塁する以外のプレーは止まり、打ち直しとなります。

ただし、ボークによる投球で、四球、死球、ヒットを打ったなど、確実に各ランナーが一つ先の塁に進めて、バッターも1塁に行く事が出来るなど、すべてのランナー(バッターも含む)が1つ以上進塁させることが出来る場合は、ボークよりもこれらの結果が優先されます。

それ以外はいかなる場合でもボークの判定となり、ランナーの進塁に不利が生じないように定めたルールと言う所以が分かると思います。

実際の事例で解説していきます。

ランナーなしの時

ランナーがいない時は、ボークという概念ではなく、反則投球としてボールが宣告されます。ただし、バッターがそのボールで塁に確実に出る(1塁以上)状況の場合は、その結果が優先されます。

1塁、1.2塁、満塁の時

バッターがヒットや四球など、確実に1塁に行くと、塁上のランナーは全員確実に次の塁に進めます。

そのため、バッターが塁に確実に出る(1塁以上)状況の場合は、その結果が優先されますが、それ以外はすべて打ち直しとなります。(1塁→2塁、1.2塁→2.3塁、満塁→1点入って2.3塁、の状態で試合が再開)

1.3塁、2.3塁の時

この状況は確実にバッターが1塁に行けるとしても、四球の場合は2.3塁ランナーは動かないので、ボークと判定されて仕切り直しとなります。(1.3塁→1点入って2塁、2.3塁→1点入って3塁、の状態で試合が再開)

それ以外は、ヒットやエラーでもいいのですが、全員進塁をしてだれかがアウトにならない限り、バッターの結果が優先されます。(ただし、全員が進塁できなかった場合は、ボークが適用されます)

ホームランを打った時

ホームランは全ランナーをホームに迎え入れるため、ボークの球を打っても当然ホームラン扱いになります。

最後に

私は、野球観戦が好きで、何千試合と見てきましたが、ピッチャーの動作から瞬時にボークかどうかはなかなか分かりません。

それだけ、ボークの種類が多く、細かいルールがたくさんあるので、そこを理解しておかないと、明らかな場合を除いてはまず分からないと思います。

また、ボークの球を打つかどうかで、試合展開や個人成績に大きな影響を与えるので、実はボークと判定されるかそのままの結果になるのはどちらが良いかは分かりません。

ボークは普段意識しないですが、投球動作だけでなく、試合結果や個人成績に見えないところで影響を与えるので、選手にとって無視することの出来ない部分だと思います。

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