スポーツ情報サイト-スポッツライト-

スポーツの魅力を発信し、スポーツに焦点を合わせ輝きをもたらすサイトです。

*

黒部名水マラソン2019のエントリー、コース攻略法を徹底解説

      2018/11/30

富山県黒部市で毎年5月に開催される「カーター記念黒部名水マラソン」。

5月ということで暑いなかでの大会になりますが、黒部は名水として有名で、黒部マラソンは名前の通りとにかく名水を前面に推している大会です。

とにかく水が美味く、給水ももちろん黒部の名水で2kmごとにあり、給食コーナーにも塩ソフトやおにぎり、冷やし米粉ラーメンなど黒部名産のものが置かれているので、暑い大会だからこその楽しみが多くエイドの充実度はかなり高いです。

ゴール後も名水で作った、名水鍋や名水だんご、ますずしが無料で振舞われるので、ゴール後も十分に楽しめます。

上の写真は上から「名水鍋」「名水だんご」「黒部おろしそば」で、ゴール後に実際に食べました。

ますずしは食べなかったですが、どれも美味しく、黒部おろしそば以外無料というのはかなりのおもてなしだと思います。特に名水鍋のカニが想像以上にたくさん身が入っていたことにびっくりしました。

ただし、名水鍋は人気なので早めに食べないとすぐになくなってしまいます。

そんな黒部名水マラソン2019は5月26日(日)に開催される事が決定しております。

この記事では、黒部名水マラソン2018を自己記録更新で完走した僕が実体験をもとに、黒部名水マラソンの攻略法を中心に、大会全体の流れなど黒部名水マラソンのリアルな状況と感想についてお話していきます。

この記事をきっかけに黒部名水マラソンに参加するランナーが増えたり、黒部名水マラソンで自己記録更新を目標に頑張っているランナーのヒントになれたら嬉しいです。

スポンサードリンク


黒部名水マラソン2019のエントリーの実態とは?

黒部名水マラソンのエントリー方法は、ランニング大手サイトのRUNNETから先着順での申し込みがメインとなります。

RUNNETは、最も日本各地で開催されるマラソン大会のエントリーを多くを受け持っているので、マラソンにエントリーする前に必ずRUNNETに登録しましょう。

もうひとつは振替用紙での応募になりますが、振替用紙で申し込む場合、募集要項を取り寄せなければいけないので、詳しくは黒部マラソン2019のホームページを参照にしてください。

黒部名水マラソン2018は、富山県内からの参加ランナーが約53%と半数以上を占めていました。

また県外からは、北陸新幹線開通により関東地方(東京、埼玉、神奈川)からの参加者が多く、後は石川、愛知、岐阜、大阪からの参加者が多いです。

海外からも中国、香港を中心にアメリカからの参加者もいました。

次に、各種目ごとのエントリー状況を見ていきましょう!

フルマラソンの部

黒部名水マラソンは、地域優先枠や応援枠といったものはなく、純粋に先着順になります。

募集人数は5500名と前回大会と変わりありません。

募集は2018年12月1日(土)~2019年2月28日(木)までです。

前回大会も同じ時期の募集で、僕は2018年1月23日にエントリーしましたので、すぐに募集が締め切られるという事はないですが、募集期間はきちんと把握しておき、出場したいと思ったらすぐに応募するのが無難です。

黒部名水マラソンでは慌てなくても大丈夫ですが、マラソン大会に出場したいランナーは以下の記事を参考にすると、先着順の大会エントリーの成功率がぐんと上がりますので、是非参考にしてください。

マラソンのエントリー合戦に勝つコツとは?

10kmの部

定員は2000名で、前回大会と変わりません。募集日程はフルマラソンの部と同様です。

車いすの部

定員は15名で、前回大会と変わりません。募集日程はフルマラソンの部と同様です。

5km、3km、ジョギング

定員に制限はありません。募集日程はフルマラソンの部と同様です。

参加費

黒部名水マラソン2019の参加費はフルマラソンと10kmのみ前回大会より1000円値上げする事が決定しております。

前回大会のマラソン運営の収支が赤字との事ですが、もともとコストパフォーマンスは素晴らしい大会なので、少々の値上げはいたしかたないかなと思います。

部門 参加費
フルマラソンの部 8000円
10kmの部 4000円(高校生2000円)
車いす,3km,5km,ジョギングの部 3000円(高校生2000円、中学生1500円、小学生1000円)

黒部名水マラソン以外の大会エントリー情報について

近年のマラソン熱は凄まじく、全国各地で都市型マラソンを含め、多くのフルマラソン大会が開催されます。

そのため、多くのランナーがこぞってエントリーするので、特に人気の大会はエントリー時期、応募方法、エントリー状況、抽選結果発表、入金締切日をきちんと把握しておかないと、いくらマラソンの練習しても応募の段階で出場出来ないという事態になります。

最近のマラソンエントリーの傾向から、ひとつの大会に絞るのではなく、本命の大会を複数考えておいて、それぞれのエントリー情報をきちんと把握して、後はエントリー状況に委ねる形をとるのが良いです。

以下の記事で、全国の主なフルマラソン大会のエントリー情報について記載しているので、是非参考にしてください。

2019年度フルマラソン日程とエントリー開始と締切の一覧[一般枠]

スポンサードリンク


黒部名水マラソンのデータ

黒部名水マラソンを走る上で、過去の気象状況やランナーの傾向を把握することも、当日の作戦を練りやすいと思いますので、ここでは黒部名水マラソンの過去データをいくつかまとめておりますので、参考にしてみてください。

気象状況

黒部名水マラソンは富山県で開催されているとはいえ、5月下旬の気温はかなり高いです。

第32回と第33回大会は25℃を超えたためかなり過酷な状況でした。

しかし湿度はそこまで高くないので、梅雨の時期特有のじめじめした不快感はほとんどありません。

過去大会時の気象状況は以下の通りです。

大会 天気 湿度(%) 9時 10時 11時 12時 13時 14時 15時
第35回(2018.5.27) 67~78 19.0 21.0 21.5 22.0  19.5 21.0  21.5
第34回(2017.6.4) 62~75 17.0 18.0 18.5 19.5 19.5 21.0 22.0
第33回(2016.5.29) 64~74 20.5 21.5 23.0 24.5 25.0 25.5 25.0
第32回(2015.5.24) 49~55 23.5 24.5 25.0 26.0 25.0 25.5 25.5
第31回(2014.5.25) 56~67 22.0 24.0 24.0 23.0 23.5 24.0 23.5

そのため、大会中は水分補給はもちろんの事、塩分の補給もしっかりおこなう必要があります。

黒部名水マラソンは、フルマラソン大会の中では給水箇所が22箇所とかなり多く、2kmごとにエイドがあり、さらに浴びせ水や名水シャワーなどもあるので、熱中症対策はきちんとしています。

無理せずに毎回しっかり給水を取っていれば完走する事は十分可能です。

中間タイム(平均タイム)

マラソン情報雑誌ランナーズにて毎年7月号(5月下旬発売)にて、全日本マラソンランキングが発表されています。

全日本マラソンランキングでは、各大会ごとに中間タイム(完走ランナーの中で中間順位のランナーのタイム)が記載されており、黒部マラソンのタイムの実態は以下の通りです。

男性ランナー 女性ランナー 全ランナー
黒部名水マラソン2017(2017.6.4)  4:24:55  4:43:47  4:27:13
黒部名水マラソン2016(2016.5.29) 4:35:06 4:53:59 4:39:17
黒部名水マラソン2015(2015.5.24) 4:29:49 4:49:44 4:33:12
黒部名水マラソン2014(2014.5.25) 4:32:34 4:51:19 4:35:35

黒部名水マラソンの平均タイムをみると、気象状況に大きく左右されている事が分かります。

2017年大会は他の年と比較しても群を抜いて平均タイムが良く、気温が20℃を下回っていたので、湿度が高くても、コンディションとしては最適だったと思います。

一方、2016年大会は気温も湿度も高かったため、身体に熱がこもりやすい状況だったため、かなり苦戦したと予想されます。

それでも、制限時間が6時間ということもあるのか、市民ランナーのフルマラソン平均タイムよりやや上回っています。

この気温と湿度の条件で市民ランナーの平均を上回っているので、全体のランナーのレベルはやや高いように思われます。

ちなみに市民ランナーフルマラソン平均タイムは、2017年度全日本マラソンランキングによると、男性が4時間36分57秒、女性が5時間5分2秒でした。

フルマラソンの平均タイムについてもう少し詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

2017年度全日本マラソンランキング発表。平均タイムは4時間36分57秒前後。

フルマラソン完走率

出走者 完走者 完走率
黒部名水マラソン2018 5061 4546 90%
黒部名水マラソン2017 4904 4378 91%
黒部名水マラソン2016  4855  4169 86%

黒部名水マラソンの完走率は毎回90%前後です。

黒部名水マラソン2016の完走率の悪さは、気象状況が過酷であったため、途中リタイア者も多く出てしまいました。

黒部名水マラソンコースの攻略法について

コースマップ、高低差図

黒部名水マラソン2018公式ホームページより

黒部名水マラソンのコースは、前半は細かいアップダウンを繰り返しながら宇奈月方面に上り基調で進んでいきますが、宇奈月中学校(約23.5km地点)で折り返してからの後半は、黒部川の河川敷を通りながら、黒部川の下流までずっと下り基調です。

僕もそうでしたが、多くのランナーは精神的にかなり優位な気持ちで走れるのではないでしょうか。

レース全体に言える事は、後半にペースが急激に落ちるランナーほど、ネガティブスプリットで入る事を強く勧めます。

僕は実際に黒部マラソン2018を完走しましたが、初めからネガティブスプリットで行くと決めていました。

なぜなら、後半がいくら下り基調でも、前半から飛ばすと、ただでさえ上りで脚が疲れて重くなりやすい状態になって、下りで脚への負担がマックスになり、途中で脚が動かなくなる経験をしているからです。

結果として、ネガティブスプリットが功を奏し、この大会で自己記録を更新しました。

それでは、各ポイント毎に詳しく解説していきましょう。

5km地点

                                      ©allsports.jp

4.4kmに給水箇所がありますが、黒部マラソンは天気が良いと全体を通じて日陰が少ないので、序盤からしっかりと給水をとるようにしましょう。

その後、180℃向きを変えて5km付近からはあいの風とやま鉄道の沿線に沿った道を通り、黒部駅方面に向かいます。

この付近は序盤で人混みが多く、道幅がそこまで広くないのでとにかく人混みをかき分ける事はせず、流れに乗る形で落ち着いて走りましょう。少しいけば多少道幅が広くなるのでそこまでは我慢が必要です。

 12km~13km

この区間は動画でもみてわかるように、とにかく左折、右折が多く、実際に走ってみて、捻挫や足首を捻ったりする可能性が他の区間より高く感じたので、とにかく落ち着いて走る事が大切です。

体に刺激を入れるという意味では良いのかもしれませんが、くれぐれも怪我に注意が必要かと思います。

 15km~23km(折り返し地点)

この区間はとにかく上りが続くため、前半で最もきついです。

急な上りではないですが、緩やかに長い距離を上っていくので、スピードを出してもそこまできつい感じはしないですが、スピードを出し過ぎると後半下り坂といえでも、失速する可能性が高いため、後半の下り坂まで我慢する意識が大切になってきます。

 27km~36.5km

この区間は、黒部川の河川敷沿いを通ります。河川敷沿いはほとんど日陰がなく、体もしんどくなる時間帯になります。

28km付近にある黒部マラソン名物の名水シャワーでしっかりと水を被り、特に首裏あたりは体温の調節機能があるので、そこをしっかりと冷やしておかないと下り基調でも暑さでやられてしまいます。

途中29km過ぎからアキグミ公園と黒部川河川公園内を走ります。

ここは草木が生い茂っているので日陰になるポイントがいくつかありますが、道幅が狭く、集団の場合走りにくい感じがします。

河川敷は基本コースがまっすぐで単調で景色がほとんど変わらないので、ここで躓くと精神的にかなりきつくなるので、出来る限りペースを落とさずに走りたいところです。

39km地点(富山湾)

©allsports.jp

39km付近になると右手に富山湾が一望出来ます。ここまでくると残り3km弱になるので、最後の力を振り絞って頑張りどころです。

顔を隠しているため分かりづらいですが、汗が大量にかき、かなり焼けていました。

僕は給水箇所では毎回水とスポーツドリンクをとっていたが、それでもこのような状態でしたので、とにかく給水と塩分補給は最後まで気を抜かずにおこないましょう。

富山湾を一望出来るコースの前後は道幅が狭くなっているので注意が必要です。

ゴール

ゴール後は蛇口から名水を飲む事が出来るのでがぶ飲み状態で、完走証や参加賞をもらった後は大文字になって少し寝てしまいました。

それだけハードでしたが、とても楽しいマラソン大会でした。

収容関門時間

黒部名水マラソンは9時スタートで15時ゴールの制限時間6時間です。

ゴールも含め収容関門は全部で8箇所あります。

NO. スタートからの距離 スタートからの制限時間 次の関門までの距離 次の関門までの制限時間 次の関門までに走るべきの1kmペース配分
スタート 9.0km 1時間25分 9分26秒/km
1 9.0km 1時間25分 8.1km 1時間05分 9分15秒/km
2 17.1km 2時間30分 6.1km 50分 8分11秒/km
3 23.2km 3時間20分 5.0km 40分 8分00秒/km
4 28.2km 4時間00分 3.6km 30分 8分19秒/km
5 31.8km 4時間30分 4.7km 40分 8分30秒/km
6 36.5km 5時間10分 3.8km 35分 9分12秒/km
7 40.3km 5時間45分 1.895km 15分 7分54秒/km
ゴール 42.195km 6時間00分

黒部名水マラソンは後半に関門が集中しています。

各関門ごとを最低でも1km7分30秒前後のペースで行かないと後半はかなりきつくなります。

最後に

黒部マラソンは5月開催ということと、都市型マラソンではないので参加者が凄く多いわけではないですが、コストパフォーマンスはかなり高く、黒部マラソン後は富山市内で富山名物のホタルイカやしろえびなどの魚介を楽しむのもありなので、かなり穴場だと思います。

北陸新幹線が開通して、黒部に行きやすくなった今、黒部マラソンに参加してみるのもありだと思います。

スポンサードリンク




 

 - マラソン