スポーツをしている方で、運動能力を最大限に引き出したいと動体視力を鍛えたいけど、鍛え方が分からず悩んでいる方は多いのではないでしょうか?
スポーツの世界でよく耳にする動体視力ですが、実際に、プロの世界で活躍しているスポーツ選手は動体視力が良い人が多いです。
プロの試合観戦した事がある人は分かると思いますが、
・ピッチャーが投げた150km近いボールをバッターが打つ
・卓球のラリーの際に、ボールの回転を読むことが出来る
・ボクサーが相手の一瞬の隙を狙ってパンチを決める
といった、これらの動作はすべて動体視力が関わっています。
そのため、運動能力を高め、最大限のパフォーマンスを出すには、動体視力を鍛える必要があります。
有名なイチロー選手も、子供の頃から動体視力を鍛えて、今の成功を掴んでいます。
つまり、動体視力を鍛える事で、今の運動能力を確実に向上させる事が出来ます。
動体視力を鍛える方法はたくさん紹介されており、動体視力を鍛えるトレーニングをしているが、いまひとつ効果が実感出来ないと思う人は多いです。
動体視力を鍛えるには、動体視力についてきちんと理解していれば、おのずと答えは出てきます。
この記事では、動体視力を鍛えるために必要な知識を知る事で、動体視力を鍛える最も効率的な方法についてお話していきます。
視力が良いからといって動体視力が良いとは限らない理由
動体視力を鍛えたいと思っている人の中に、視力が良い人はたくさんいます。
私たちが一般に使っている視力というのは、静止視力と言われ、止まっているものに対して見る力の事を言います。これは、眼球の内部の焦点を合わせる力に左右されます。
一方の動体視力は、動いているものに対して認識する力の事を言います。これは、目の眼球の動きに左右されます。
そのため、動体視力を鍛えるには目の眼球を動かすトレーニングをたくさん行えば良い事が分かります。
しかし、動体視力を鍛える前に、視力はある程度良くないと鍛えても効果は見られません。なぜなら、眼球の動きがよくなっても、内部の焦点が合っていなければ、そもそも動いている物を認識する事が出来ません。
視力が悪い人は、まずは動体視力を鍛える前に、視力を治しましょう。
動体視力を鍛えるには、反射神経を鍛えれば良い理由とは?
スポーツをする上で、動体視力と同じくらいよく聞く言葉に反射神経がありますが、動体視力を鍛えるには、反射神経を鍛える事が最も簡単な方法です。
その理由は、反射神経を鍛える方法は基本的に一つしかない理由とは?でも述べていますが、反射神経は、目で見た情報を元に、脳を介さず動作をするからです。
逆に言えば、反射神経を鍛える方法は、動体視力を良くする事になります。
つまり、反射神経を鍛える方法と動体視力を鍛える方法は、全く同じと言う事になります。
動体視力を鍛えるうえで大切な事とは?
動体視力を鍛える方法で有名なのは、パソコンの画面に高速で移動する文字や数字を当てたり(実際にゲームでも販売されています)、電車の中から外をみて看板にかいてある文字を当てるといった方法があります。
確かにこの方法をやれば、眼球を動かすトレーニングになるため、動体視力が上がると思います。
しかし、それで運動能力や反射神経が良くなったという報告はあまり聞きません。
同じスポーツにおいても、私は卓球をやっていましたが、バッティングセンターで140kmのボールを打つことは出来ませんし、ボクサーのパンチを避ける事も出来ません。
そのため、眼球を動かすトレーニングをして動体視力そのものが鍛えられても、それぞれのスポーツは動きが全く異なるため、動いているものを認識するには、そのスポーツの動きをひたすら練習するしかありません。
動体視力を鍛える事はスポーツ以外にも役に立つ
動体視力を鍛えるのはスポーツのためだけではありません。
日常生活においても、自分の身の回りで何が起こっているかということを瞬時に判断するためには、
この動体視力の存在は欠かす事が出来ません。
動体視力が良いだけで、急にきた車やトラックを避ける事も出来ますし、テーブルの角にぶつかって、テーブルの上に置いていたガラス容器を床に落とす前に拾い上げたりと、怪我や命の危険から身を守る事につながります。
さらに、動体視力を鍛える事で、集中力も増すと言われています。
最後に
動体視力は視力は良くないと鍛える事ができないため、まずは視力を良くする事を優先させましょう。スポーツをするにしても、日常生活のひとコマの中に、目の働きは非常に大事になってきます。
また、動体視力と反射神経は連動しており、動体視力を鍛える事で反射神経が良くなりますし、片方が良くて片方が悪いと言うことはほとんどございません。そして、動体視力と反射神経を鍛えるには、自分が習得したい動きをひたすら練習して体に染み込ませるのが一番効率が良いです。