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出塁率の計算方法とは?エラーやバント、犠牲フライはどうなる?

      2017/05/06

野球はランナーとして出塁しないことには、得点に結びつくことが出来ません。そのため、塁に出塁する確率が高いバッターはとても重宝されます。

実際にプロ野球のタイトルに最高出塁率というのがあますが、ほとんどの方は出塁率より打率(首位打者)の方が馴染みがあると思います。そのため、出塁率の正しい計算方法をきちんと理解している人は少ないように感じます。

出塁率は名前の通り、塁に出塁する確率の事であるため、単純にバッターがヒットを打つだけでなく、ファーボールやデッドボールでも出塁率に加算されます。

しかし、エラーで出塁した場合は出塁率に加算されるのでしょうか?

また、バントによってバッターが自己犠牲した場合や、犠牲フライの場合の出塁率の計算はどのような影響が出るのでしょうか?

この記事では、そんな出塁率の計算方法について詳しく解説していきます。

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出塁率の計算方法とは?

出塁率とは、打撃機会あたりの塁の出塁した割合を表し、

出塁率=(安打+四球数+死球数)/(打数+四球数+死球数+犠飛数)

で算出する事が出来ます。

ここで疑問に思った方もいるかもしれませんが、打撃機会あたりの出塁を見るのであれば、分母は単純に打席数でカウントすれば良いのではと考えます。

しかし、打席数は全ての打席に立った回数であるため、打撃妨害や走塁妨害もカウントされてしまい、これらは打撃機会とは言えないため、打数を用いて計算されています。
ちなみに打数とは、打席数のうち、四球、死球、犠打(バント)、犠牲フライ、打撃妨害、走塁妨害を除外したものです。

送りバント、犠牲フライによる出塁率への影響とは

送りバントは、無死または1死で塁上にランナーがいる時に、バントをしてランナーを進塁させて得点を取る確率を上げる戦術です。(ランナーが3塁の時はスクイズになります)

送りバントは、あらかじめバッターが自己犠牲でアウトになる事が前提となります。そのため、打率と同様に出塁率の分母にはカウントされません。

犠牲フライは、無死または1死で3塁にランナーがいる時に、外野フライ(内野フライでも可)を打ち、タッチアップ(守備側がボールを落とさずにキャッチしてから走る事)で、ホームに生還出来れば記録されます。

犠牲フライの場合は送りバントを違い、もともと打者はアウトになる事を前提としておらず、あくまでも結果として犠牲フライになっただけです。そのため、犠牲フライの場合は、打率は分母にはカウントされませんが、出塁率の分母にはカウントされます。

エラーで出塁した場合は?

エラーで出塁した場合は、出塁しても原因は守備側にあり、打者でコントロール出来ない部分であるため、出塁にカウントされず、打数にカウントされます。

フィルダースチョイスで出塁した場合は?

フィルダースチョイスの場合も、出塁しても原因は守備側にあるため、出塁にカウントされず、打数にカウントされます。

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実際の出塁率を計算

実際に、2016年セ・リーグの出塁率TOP3の選手の成績から出塁率を計算してみましょう。

打数 安打 四球 死球 犠打 犠飛 出塁率
坂本勇人選手 488 168 81 0 1 6 .433
筒香嘉智選手 469 151 87 3 0 2 .430
山田哲人選手 481 146 97 8 0 4 .425

出塁は、安打(長打、ホームランを含む)、四球、死球の3項目によって成り立ちます。一方、打撃機会は、打数、四球、死球、犠飛の4項目によって成り立ちます。

坂本選手 (168+81+0)/(488+81+0+6)=0.4330

筒香選手 (151+87+3)/(469+87+3+2)=0.4295

山田選手 (146+97+8)/(481+97+8+4)=0.4254

出塁率は、原則小数点第4位を四捨五入して、小数点以下3位で表す決まりがあります。また、頭の0は原則つけないようになっているので、出塁率を表す場合は、小数点から始まります。

出塁率と打率の評価の比較について

今回のテーマとは直接関係ありませんが、出塁率と打率の評価の比較についてお話していきます。

打率は打数に対するヒットの割合を数値化したものであり、打率が高いと出塁する確率が高いため、打者としての評価を示す指標として適切であると考えられます。また、ヒットが出る事で塁にいるランナーをホームへ返す役割もきちんと果たしてくれます。

一方、出塁率は、ヒットだけでなく、四球、死球によってランナーに出る事が大切になってくるので、ランナーをホームへ返すというより、自分がチャンスを作って次のバッターに回す役割が強くなります。

実際に打率が相当低くても、出塁率が高い打者は、四球を選ぶ回数が極めて多いのが特徴です。

そのため、打率が高い打者は、ポイントゲッターとして得点を上げる能力(打点)が高く、出塁率が高い打者は、チャンスメイク能力が高いという事が言えます。

最後に

少し前までは、野球中継や新聞、ネットをみても、出塁率はあまり注目されないタイトルでしたが、ここ数年で一気に出塁率にもスポットが当たるようになりました。

出塁率は何かと打率と比較されやすい評価方法ですが、それぞれチャンスメイクとポイントで考えれば、どちらかを極める事で、自分の特徴を十分活かすことが出来ます。

今後は、出塁率の計算方法もきちんと理解しておいたほうが、野球の見方が変わるので、この機会に覚えてしまいましょう。

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