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野球の変化球の球種と軌道を分かりやすく解説

      2017/05/06

シンカー、カットボール、ツーシーム、チェンジアップが何か説明できますか?

これらは、野球でピッチャーが投げる球種の一部分で、それぞれは野球ファンであれば必ず一度は聞いたことがあります。

しかし、これらの球種の軌道について説明できる人は、野球好きの人でも意外と少ないのではないでしょうか。

私も野球観戦を10年以上しているので野球は大好きですが、野球の球種についてはあまりよく分かっておりませんでした。

昔は、野球の球種はストレート、カーブ、フォークが中心でしたが、今はどんどん新しい球種が生まれています。

実は、テレビの解説者でも球種を間違えたり、ヒットを打ったバッターにインタビューしても、何の球種か分からないという事はよくあります。

この記事では野球で投げられている球種の軌道について分かりやすくまとめてみました。

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変化球はすべて回転によって決まる

ピッチャーの基本はまっすぐのストレートですが、実はストレートはまっすぐな軌道を描きません。

どういうことかと言いますと、ボールには重力がかかっているため、普通にボールを投げると必ず進行方向に対してボールは下に落ちていきます。

変化球を投げる時は、ボールを曲げたい方向に回転をかけることで生まれますが、ストレートを投げる時もボールに回転をかける必要があります。

ストレートを投げる時は、ボールにバックスピン(下回転)をかける事で、重力に逆らう揚力が働きます。すると、ボールの落下を抑える事が出来るので、まっすぐの軌道でバッターまで届きます。

そのため、ストレートは下回転をかける変化球という事になります。

つまり、すべての球種はボールの回転で決まります。

ストレート系の変化球

ストレート系は、まっすぐの軌道で微妙に変化させるボールです。

フォーシーム(ストレート)


シームとは縫い目の事で、ボールが1回転する間に、縫い目が4回通過することからフォーシームと言われています。

このフォーシームは日本で言うストレートの事で、ボールに強力なバックスピンをかける事でまっすぐの軌道になります。

通常は、ストレートを投げようとしても、重力の影響で微妙にボールが落ちながらバッターに届きます。

ストレートで空振りがとれるピッチャーは、ボールの回転数が多く、バッターから見ると伸びのある球筋に見えて、ボールの球筋より下でバットを振ってしまいます。

ツーシーム


ツーシームは、同じストレートでも、打者の手元でボールが少しだけ落ちるボールです。

2本の縫い目に指を引っかけて投げるため、ボールが一回転する間に、ボールの縫い目が2回通過します。

そのため、ストレートに比べてボールの回転数が少なく揚力が小さくなるため、その分ボールが沈む軌道をえがきます。

ツーシームはストレートほど伸びを感じないため、ストレートが来たと思ってバットを振っても、思っていたよりボールが沈んで映るため、バットの芯を外しやすくなります。

ワンシーム

ワンシームは、1本の縫い目だけに指をかけて投げる球種です。ツーシームよりもさらに落差があるのが特徴です。

カットボール


カットボールは、ストレートの軌道からバッターの手元でピッチャーの利き腕と反対方向にボール1個分だけ横に曲がるボールです。

そのため、ストレートとスライダーの間をイメージすると分かりやすいと思います。

カットボールを投げる時は、ストレートの握りより少しだけボールの外側を握るので、ストレートと同じ振りで自然にボールを切る感覚で投げる事が出来ます。

カットボールは、バッターはストレートだと思い振りに行ってしまうため、ツーシームと同様にバットの芯で捉える事が難しくなります。

そのため、空振りを狙うよりも、打たせて取る変化球であるため、球数を減らしたい場合に有効とされています。

横に変化する変化球

スライダー


スライダーは変化球を投げるピッチャーのほとんどが持ち球にしていると言われるくらい、ポピュラーな球種です。

スライダーは横向きの回転をかけることで、右投げの場合は左に、左投げの場合は右にボールが変化します。

しかし、スライダーには、ボールの回転軸の向きの些細な違いによっては、ストンとまっすぐ落ちる縦スライダーという球種になったり、カーブのような斜め向きに切れていくスライダーになることもあります。

そのため、一言でスライダーはこれ!と言う事が出来ません。

シュート


シュートとは比較的速い球速で投手の利き腕方向に曲がる変化球です。

空振りをとるというよりは、右ピッチャーなら右バッターを、左ピッチャーなら左バッターを詰まらせて、ゴロを打たせるための変化球と言えます。ファールを打たせるのにも有効な球種です。

シュートは、ストレートの握りよりも若干ボールの内側を握って投げます。

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縦に変化する変化球

カーブ


カーブはピッチャーの利き腕とは反対方向に曲がる球種のことです。

スライダーと曲がる方向は一緒ですが、球速が遅く横の変化よりも縦の変化が大きいのが特徴です。

カーブは、特に球速が遅く横にも大きく曲がる変化球をスローカーブ、垂直方向に大きく変化する変化球をドロップカーブと呼ばれています。

投げる時は右ピッチャーの場合、ボールを右半分を重点に握る方法となります。

ボールを回転するように投げるため、初心者でも比較的習得しやすい変化球と言われています。

シンカー


シンカーはシュートと同じ軌道で、球速が遅く沈むのが特徴です。

そのため、シュートに比べて沈む分だけ、ゴロをより打たせる事が出来ます。

チェンジアップ


チェンジアップは、緩いスピードのボールの事です。

緩いスピードボールと言われると速いのか遅いのかよく分からなくなりますが、チェンジアップはストレートの軌道でも、回転をあまりかけないため、ボールは減速しながら沈んでいきます。

このボールは、ストレートを待つときは速いスピードボールを想定しているため、同じストレートの軌道でも思っている以上にボールが来ないため、タイミングを外すのに最適な球種です。

フォークボール


フォークは、打者の手前で落ちる変化球です。

フォークボールは球速と回転のどちらも気を付けなければいけないので、投げるのが難しい球種です。

ボールの回転が少ないほど、急激に落ちますが、球速が無いとボールがベースに届く手前でワンバウンドしてしまいますし、球速を出そうと回転をかけようとすると、中途半端なボールになります。

また、フォークボールは非常に握力がいるため、握力が弱いとボールがすっぽ抜ける事が多いため、メジャーな球種の割には投げるピッチャーは少なくなっています。

フォークは三振を取りやすい球種であるため、分業制となっている今のプロ野球において、フォークを持ち球としているピッチャーは重宝されています。

しかし、今は様々な球種があるので、フォークを投げなくてもチェンジアップ系のボールでも十分通用します。

ストレートと同じ軌道からの変化というのが今のトレンドになっています。

最後に

この記事では、ピッチャーの球種についてお話してきましたが、これはあくまでもほんの一部で、まだまだたくさんの球種があります。

これだけ球種があると、普段バッターボックスに立っているバッターや実況、解説でさえ、今のボールが何の球種か分からない事は多々あります。

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