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野球でセーブがつく条件は?1イニング3点差を抑えるだけではない

      2017/06/21

野球でセーブと言えば、投手ごとに先発、中継ぎ、抑えという役割がある中で、抑えの投手が記録するものであり、僅差で勝っている場面で最終回に登板した投手が、リードを保ったまま抑えてチームに勝利をもたらす事をイメージすると思います。

そのため、セーブを記録する投手は短いイニングを確実に抑える力だけでなく、メンタルが相当要求されるため、かなりタフである事が求められます。

ところが、米大リーグ、ドジャースの前田健太投手が、6月9日のロサンゼルスでのレッズ戦で6―1の六回から2番手でメジャー初救援し、4回を投げてチームは7―2で勝利したため、初セーブが記録されたというニューススを読みました。

前田投手といえば、広島時代から先発のエースとして活躍したため、セーブとは無縁の投手です。先ほどの条件をもみても、セーブが記録されるようには見えませんが、実はこの条件でもセーブが記録されます。

この記事では、野球の投手の記録である「セーブ」がつく条件についてわかりやすくまとめました。

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セーブが記録されるために絶対必要な4つの条件とは?

セーブが記録されるには以下の4つの条件をすべて満たす必要があります。

勝利投手の権利を持たない事

セーブは、あくまでも勝利をサポートする役割であるため、投手の記録としてはセーブより勝利の方が優先されます。

勝利投手の権利とは?条件によっては、0球でも勝利投手になる

勝利チームの最後に登板する事

セーブはリードを保った状態で試合の最後を締めるため、最後に登板しなければどれだけリードを保って次の投手に引き継いでもセーブは記録されません。

勿論、このイニングを抑えたら勝利というイニングで登板して、いくらリードを保った状態でも途中で降板した場合、試合を締めていないため、セーブは記録されません。

1/3イニング投球回以上投げる事

試合の最後を締めるわけですから、最低限最後の1アウトを取る必要があります。

そのため、牽制タッチアウトのように1球も投げずにセーブを記録する事もあります。

登板して同点や逆転される事なく、リードを保った状態で試合を締める事

どれだけ最後に登板しても同点に追いつかれて引き分けた場合や、逆転負けを喰らった場合は、セーブが記録される事はありません。

仮にリードを保てず逆転されても、次の攻撃で逆転して勝利した場合は、セーブではなく勝利投手として記録が残ります。(最後に登板して試合に勝利しても、一度リードを保てず逆転されたため)

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投手にセーブが記録されるには?

投手にセーブがつく条件は先ほどの4つの条件を満たさなければいけませんが、それにプラス以下の3つの条件のうち一つ以上満たしている時に初めてセーブが記録されます。

登板時のリードが3点以内である場合は、1イニング以上投げること

プロ野球ファンのほとんどの方は、この条件が一番よく知っているのではないでしょうか。

具体的な例として、9回、3点差以内でリードした場面で登板した投手はセーブ機会が与えられます。

投手が3イニング以上投げていること

リードを保っている状態で、3イニング以上投げて最後まで投げ切れば、点差に関係なくセーブが記録されます。

冒頭にお話したドジャーズの前田健太投手も、6回から登板して4イニング、リードを保ったまま最後まで投げ切ってチームが勝利し、勝利投手は先発投手についたため、セーブが記録されました。

登板時に迎える打者2人に本塁打を打たれたら同点または逆転される状況であること。

この条件を知っている人はほとんどいないと思われます。私もこの記事を書くまで分かりませんでした。

この条件にイニング数やアウトカウントは一切関係ありません。登板時の状況とセーブがつく点差は以下の通りです。

登板時の状況 セーブがつくリード点差 打者2人が連続してホームランを打つ場合の状況
ランナー無し 2点差以内 ソロ(1点)+ソロ(1点)=2点 2点以内で同点逆転される
ランナー1人(1塁、2塁、3塁) 3点差以内 2ラン(2点)+ソロ(1点)=3点 3点以内で同点逆転される
ランナー2人(1.2塁、2.3塁、1.3塁) 4点差以内 3ラン(3点)+ソロ(1点)=4点  4点以内で同点逆転される
ランナー満塁 5点差以内 満塁HR(4点)+ソロ(1点)=5点  5点以内で同点逆転される

具体的な例を一つ挙げます。

1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
A 0 0 0 0 0 0 0 0 0
B 2 3 0 0 0 0 0 0 5

Aチーム投手:a投手(8回5失点)

Bチーム投手:b投手(8回0失点)→c投手

8回終了でBチームが5点リード。Bチームは、9回は中継ぎ(c投手)に任せる事にしました。

この地点で、c投手はランナー無しの状況で登板しているため、5点差がついている場面でセーブ機会はありません。

ところが、c投手が大乱調で1アウト満塁のピンチを迎えてしまいます。

しびれをきらしたB監督はd投手に交代しました。

この時、d投手は満塁時に登板しているため、1アウトで5点差がついている場面ですが、残り2つのアウトをリードしたまま試合を締めるとd投手にセーブが記録されます。

1 2 3 4 5 6 7 8 9
A 0 0 0 0 0 0 0 0 3 3
B 2 3 0 0 0 0 0 0  × 5

Aチーム投手:a投手(8回5失点)

Bチーム投手:b投手(8回0失点)→c投手(1/3回0失点)→d投手(2/3回 3失点)

勝利投手:b投手

セーブ投手:d投手

敗戦投手:a投手

d投手は3点を失いましたが、リードを保ったまま勝利チームの最後に登板していたため、無事セーブを記録する事が出来ました。

最後に

セーブは、9回1イニング3点差以内で抑えるというイメージが圧倒的に強いですが、それ以外にもセーブが記録される場面はたくさんあります。

もし、セーブについてこの場面ではなぜつくの?と疑問に思われた方は、随時お問い合わせください。

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