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野球の敬遠ルールが変わる!申告敬遠がもたらす影響について言及

      2018/04/11

2018年のプロ野球がセ・リーグ、パ・リーグ同時開催で開幕し、今シーズンから新ルールとして、「リクエスト制度」と「申告敬遠」が導入されました。

敬遠は決して多く見られるものではありませんが、敬遠にも多くのドラマが生まれた以上、敬遠ルールが変わると野球が大きく変わると思います。

この記事では「申告敬遠」について、ルールと試合に与える影響についてお話していきます。

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敬遠とは?

敬遠とはバッターとの勝負を意図的に避ける形でピッチャーにボール球を要求して四球でランナーを歩かせる事です。別名で「故意四球」と言います。

敬遠はキャッチャーがバッターから離れてピッチャーにボールを要求するだけと思いますが、敬遠時はピッチャーがボールを離すまでキャッチャーはキャッチャースボックスから、足をはみ出してはいけないという厳格なルールがあり、このルールを破るとボーク扱いとなり、塁上にいるランナーが皆1つ先の塁に進塁します。

敬遠を使うシチュエーションとは?

敬遠するシチュエーションはたくさんありますが、主に0アウトか1アウトでランナーが2塁か3塁(2.3塁も)にいる場合に使う場面が圧倒的に多いです。

守備側が守りやすくするため

0アウトもしくは1アウトランナーが1塁、1.2塁、満塁時の時は、打球(犠牲フライを除く)の処理後に、ランナーにタッチする必要なく(先のベースを踏むだけでアウト)フォースプレーが成立するため、守備側は非常に守りやすいです。

逆に0アウトもしくは1アウト2塁、3塁、2.3塁の時は、打球の処理の後、1塁に投げればバッターはアウトになりますが、ランナーは進塁する義務がないため、ランナーが進んだ場合、タッチする必要があるので、守備側の判断が非常に難しくなります。

そのため、守備側が守りやすい形をとるために敬遠する作戦があります。

強打者との勝負を避けて打力の弱いバッターと勝負

基本は守備側が守りやすくするために敬遠をする事が多いですが、セ・リーグの場合はピッチャーもバッターボックスに入るため、次のバッターがピッチャーの場合や、調子の悪いバッターの場合も敬遠にするパターンは多いです。

新しいルールである申告敬遠とは?

ほとんどのピッチャーは敬遠する時、投球しようがしまいがバッターを歩かせるわけですから、わざわざ4球投げるのが無駄という考えになります。

たかが4球でもピッチャーは1イニングでも長く投げたいので、余計なボールを投げたくないという心理になります。

また、敬遠は通常の投球と違い、バッターが確実に打てない場所に投げるわけですから、バッターから離れた場所に、キャッチボールの感覚で山なりに投げる事が多いので、普段のピッチングと異なるので、意外と手元が狂って暴投になったり、キャッチャーが取り損ねて捕逸になることもあります。

そうなると、敬遠して打力が弱い次のバッターと勝負したり、塁を埋めてアウトを取りやすくするための作戦が、ランナーが進塁ピンチになり、最悪の場合点が入る可能性もあります。

そこで、申告敬遠を新しいルールにする事で、監督が申告敬遠を申し出れば、ピッチャーは投球することなく、バッターはバッターボックスに入ることなく1塁に向かいます。

もちろん、投球の途中で敬遠を選択する場合も、申告敬遠を申し出る事が出来ます。

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申告敬遠が与える影響とは?

試合時間

もともとMLB(メジャーリーグ)で去年から導入された申告敬遠ですが、当初の目的は散々メジャーリーグで言われている「時間短縮」の一環です。

ちなみにメジャーリーグは、申告敬遠導入前の2016年は2428試合で932回の敬遠四球があり、およそ2.6試合に1度の割合でした。

申告敬遠を導入した2017年は、2016年に比べて敬遠四球が2430試合で970回だったため、およそ2.5試合に1度の割合でした。

正直、1~2分程度の敬遠が2.5試合に1度の割合であったところで、どれだけの時間短縮になったかというと、ほとんど変わらないと思います。

しかも、今シーズンから導入されたチャレンジ制度(リクエスト行使権)によって、ビデオ判定にたくさんの時間を要することが予想されるので、結果として時間短縮には繋がらないと感じます。

実際、MLBでも申告敬遠の見直しが検討されているとの事ですので、いつしかコリジョンルールみたいに曖昧な形になるかもしれません。

ピッチャー

さきほども説明しましたが、ピッチャーにとってはかなりのメリットになります。

余計な投球をしなくてすむので、少しでもスタミナを温存させて長いイニングを投げる事が出来ますし、暴投を投げて点を取られた時のショックは計り知れませんし、まだ打たれて点を取られた方がはるかにましです。

また、敬遠が苦手なピッチャーにとっても精神的にかなり楽になると思います。

バッター

バッターにとっては、特別大きな影響は無いように感じます。

ただ、いくら敬遠と分かっていても、バッターボックスに立たないまま1塁に歩かされるのは何とも味気ないように思います。

守備

守備側の立場でも、比較的メリットに働くと思います。

申告敬遠をすれば、自動的にバッターが1塁に進むので、この後の守備体制が分かりやすいのが大きいです。

通常の敬遠でもバッターは1塁に進みますが、ピッチャーによる敬遠時の暴投も考えられ、敬遠時は守備側は気が緩みがちになるが、思いもよらない事が起こることもあるので、申告敬遠にすることで、次の切り替えが早く出来ると思います。

テレビ観戦&現地観戦者(ファン)

テレビや現地で野球観戦しているファンにとっては、ドラマティクな展開がなくて少し寂しく感じます。(僕も)

過去には新庄選手が敬遠を打ってサヨナラ打にしたり、敬遠による暴投で点が入るなど、実際に投手がボールを投げることでおこる予期せぬ出来事が期待出来なくなります。

そういう意味でも敬遠も野球の魅力を示していると思うので、魅力が減るという部分で少しマイナスに思っている人が多いように感じます。

実際の申告敬遠の様子

最後に

申告敬遠はピッチャーにとってはかなり恩恵を受けるが、ファンにとってはあまり良い影響を与えないような気がします。

メジャーリーグも見直しを検討しているなか、プロ野球もどのような形になるのか、まずはこの1年間しっかり様子をみたいと思います。

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