加古川マラソンは、兵庫県加古川市で毎年12月23日に開催されている日本陸連公認大会です。
加古川マラソンの最大の特徴は、日本陸連公認大会であるにも関わらず、加古川の河川敷沿いを走るためほぼフラットでとても走りやすいと好評の大会です。
関西では10月から年末にかけて、神戸、福知山、あいの土山(滋賀)、大阪、奈良マラソンなどが開催されますが、あいの土山と奈良は高低差が大きく、福知山、大阪、神戸は終盤の登坂が難所です。
そのため、毎年フルマラソンの記録を狙う競技者志向のランナーが出場する事が多いため、関西のランナーでフルマラソンの記録を狙いたい方は、出場する価値があるのではないでしょうか。
しかし、記録更新を狙いやすい事と、大阪と神戸マラソンの抽選漏れやその他の大会のエントリー合戦に敗れたランナーが多くエントリーする傾向があるため、加古川マラソンもエントリー合戦必須の大会です。
この記事では、そんな加古川マラソン2017のエントリーの概要と、加古川マラソンが記録更新にもってこいの理由についてお話していきます。
加古川マラソン2017の開催日は?
加古川マラソンは、毎年12月23日(祝)に開催されているため、加古川マラソン2017も12月23日(祝)開催が濃厚です。
毎年7月上旬にホームページが一新され、7月中旬に開催日が発表されているため、今年も同時期の発表が見込まれています。
エントリー期間および定員
エントリー方法は3つあり、RUNNETから申し込む事方法(先着)、専用振替用紙(抽選)、ふるさと納税枠(先着)があります。
フルマラソンの部
今年の募集事項が発表されていませんが、前回大会と同じ規模で行われる可能性が高いです。前回のフルマラソンの定員は4700人でした。
加古川市民枠(先着順)
加古川市民枠は、前回の2016年大会から新設された枠で、加古川市在住であれば誰でも応募する事が出来ます。
加古川市民枠は、RUNNETからの応募のみで先着順、応募期間は8月17日(水)20時~8月21日(日)24時、定員は600名でした。
一般枠(ネット先着順)
この枠は、RUNNNETからの申し込みになります。
関西のフルマラソン大会で、ネット先着順で応募しているのは、あいの土山、福知山、奈良、そして加古川マラソンの4つあります。
奈良マラソンほどの壮絶なエントリー合戦はありませんが、過去3大会とも、2~3日以内には定員が埋まるので、加古川マラソンに出場したい方は、エントリー開始後に応募すると良いでしょう。
大会 | 応募締め切り状況 |
第26回大会(2014) | 当日締切 |
第27回大会(2015) | エントリー開始後3日で締切 |
第28回大会(2016) | エントリー開始後2日で締切 |
前回の応募期間は8月23日(火)~9月8日(木)で、定員は3700人でした。
一般枠(専用振替用紙抽選)
毎年、インターネット受付は早めに締め切られるため、万が一、一般枠(先着)のチャンスを逃しても、専用振替用紙での応募も出来るため、そこにかけようと思いのランナーも多いかと思います。
ところが、前回の加古川マラソンでは、専用振替用紙での応募は8月17日(水)~19日(金)の3日間しかなく、ネット先着枠よりも早い段階で応募が締め切られる枠になります。
つまり、奈良マラソンのように、先着枠がダメだったら抽選枠でチャンスがあるという考えが通用せず、あらかじめネット先着枠か専用振替用紙抽選枠で申し込むか決めておかなければいけません。
専用振替用紙の場合、予め大会事務局に専用振替用紙を取り寄せて銀行に振り込みをする必要があります。
前回大会では、この枠の定員は200名で、抽選結果は9月20日(火)から随時郵送で通達されました。
ふるさと納税枠
ふるさと納税枠とは、加古川市に13000円の寄与をすることで、出場権を得る事が出来ます。
前回大会では、先着100名まで募集をかけており、応募期間は8月9日(火)20時~21日(日)24時でした。
10kmの部・5kmの部・2kmファミリーの部
フルマラソンの部以外の部門は、一般枠(ネット先着、専用振替で抽選)での応募しか出来ません。
応募期間はフルマラソンの一般枠と同じです。
各部門の定員は以下の通りです。
部門 | 一般枠(ネット先着) | 一般枠(専用振替用紙) |
10km | 750人 | 100人 |
5km | 150人 | 100人 |
2kmファミリー | 250人 | 100人 |
参加費
公式の発表はまだですが、過去2回大会(2015年、2016年)は同じ参加費であるため、今年も同様の参加費が予想されます。
部門 | 参加費 |
フルマラソン | 6000円 |
10km | 4000円(高校生は2000円) |
5km | 4000円(中高校生は2000円) |
2kmファミリー | 1人1000円 |
加古川マラソンがフルマラソン記録向上に良い理由とは?
ここからは、加古川マラソンがなぜフルマラソンの記録向上に向いているのか、加古川マラソンの魅力とともにお話していきます。
コースがほぼフラット
加古川マラソンは加古川の河川敷沿いをひたすた走るコースとなっており、途中の加古川大橋(13km地点と34km地点)で少しアップダウンがあるくらいで、後はほとんどフラットです。
河川敷を走るという特性から、応援出来るスペースが限られてしまうため、応援が少ないというのが欠点になります。
また、川沿いを走るためどうしても風の影響を受けやすくなりますが、基本的に行った道を折り返しているので、向い風と追い風のバランスがとれているので、そこまで問題にはならないと思います。
ペースメーカが3.4.5時間のペースについている
大阪マラソンや神戸マラソンなど大規模な大会では、ペースメーカーが付いています。
加古川マラソンは中規模な大会であるが、ペースメーカーがついているため、よりペースメーカーとの距離が近くなれるチャンスです。
給水箇所が多くて豊富
加古川マラソンは他のマラソンに比べて給水箇所が多いのが特徴です。
多くの大会はスタートしてから5kmもしくは10km走らないと最初の給水箇所が来ませんが、加古川マラソンは約2.5㎞毎に16ヵ所の給水所を設置しています。
さらに、20㎞以降にはバナナ・ベビーシュークリーム等の食べ物を用意しているため、他の大会に比べて、喉の渇きやエネルギー切れの心配をする必要がなくなります。
仮に給水を取り損ねても2.5km毎に給水があるため、時間にして約10~15分辛抱するだけで良いです。
そのため、ほかの大会に比べて悲惨な状況になる事もありませんし、精神的にも焦りが消えるので、マラソンに集中できる環境が整っています。
最後に
加古川マラソンは、制限時間が5時間30分であるため、大阪マラソンや神戸マラソンの7時間や福知山マラソンの6時間に比べるときつく感じるかもしれません。
それでも記録向上を目指すうえでは、関西のフルマラソンでも1位2位を争うほどの大会であるため、是非フルマラソンの記録を向上させたい方は、参加を検討してみてはいかがでしょうか。
2016年の大会に参加した者です。
グロスで5時間28分くらいでゴールしたので、危なかったです。
コースは仰る通り記録が出やすいと思います。
初マラソン(2014年神戸)が約6時間。その後ほぼ練習無しでタイムが
縮まったので説得力があるかと思います。
コースはフラットで走りやすいですが、景色の変化に乏しいので退屈です。
また、最後の橋を渡ってゴールまで南下する際、ずっと向かい風だったので
結構疲れました。本番は向かい風になることを祈るしかありません。
ちなみに、ギリギリでゴールする人だけ味わえる特典があります。
応援ランナーの存在です。
制限時間が残り30分となってから、残り1km地点を応援ランナーと共に
走ることができます。地元の学生ボランティアだと思うのですが、最後の
最後で力が出ました。私は男子中学生に応援されながら走りましたが、
後のオジサンは女子中学生2人と両手を繋いでゴールしてました。
早いランナーには味わえない特典です(^^)