毎年10月の第1日曜日に開催されています「福井マラソン」は、今年で40回目を迎える福井県内最大規模のハーフマラソン大会です。
福井県内の参加者が8割と地元に根付いた大会ですが、近畿圏、東海、石川、富山からの参加者も多いのが特徴です。
私も、第37回大会(2014)と第39回大会(2016)に出場しており、秋のフルマラソンの調整として走りました。
この記事では、第40回福井マラソンの大会情報と、コース攻略法についてお話していきます。
開催日とエントリーに関して
第40回大会の募集要項、申し込み情報は6月下旬頃に、福井新聞紙上、公式ホームページで発表されます。
[追記]第40回福井マラソンは、10月1日(日)に開催されます。
エントリー方法は、インターネット(RUNNET)もしくは、郵便振替/事務局の方法があります。
エントリー方法 | エントリー期間 |
インターネット(RUNNET) | 7月3日(月)~8月31日(木) |
郵便振替/事務局 | 7月3日(月)~8月24日(木) |
定員数の上限は基本ありませんので、当初締切より早く募集を打ち切る事は無いと思いますが、出場を検討されているランナーの方は早めにエントリーしておくと良いです。
種目はハーフ、10km、5km、の部があり、参加費はハーフと10kmは3700円、5kmは3200円となっております。高校生は一律1600円で10km、ハーフは中学生以下は出場不可です。
[追記]第40回大会は、ハーフは4000円に値上がり、その他は変更ありません。
前回同様、今年も一チーム4~5人で上位4名のタイムの合計を競う5kmのチーム対抗戦もあります。チーム対抗戦はチームとしての参加費3000円と個別(5km)3200円が必要です。
エントリー受付および宿泊に関して
福井マラソンの当日受付、手荷物預かり時間が7時~8時30分、ハーフ公認のランナーのみですが、スペシャルドリンクの受付時間が7時~7時30分とかなり早いです。
そのため、県外から参加されるランナーの方は、基本福井市内に前泊する必要があります。
受付は前々日と前日にもおこなわれ、県外参加者は前日受付をするのが理想です。
しかし、前回大会までは前日受付場所が福井運動公園で、福井駅からは最短で約4.2kmくらいの場所であるため、県外参加者の方は、前日受付をするのは厳しいのが現状でした。
福井駅からバスで受付会場まで行く手もありますが、本数が少ないため、私は、福井駅から下見をかねて大会コース上を50分かけて歩いて(4.5km地点)前日受付をしました。
今年は前日受付の場所が変更になり、福井新聞社風の森ホールになります。
前日受付会場(G)へは、福井駅から5.4kmあるため、歩いていくにはかなりしんどいです。
最寄り駅はえちぜん鉄道勝山線 越前開発駅(S)で降りて、北東に進み国道8号に出て、その道を北沿いに約3km弱進むと会場につきます。
時間に余裕があれば下見感覚で歩いて受付会場に行くのをお勧めします。
宿泊される方は、エントリー後すぐに福井駅周辺で取るのがベストです。県内参加者が多いと言いましても、やはり福井駅周辺のホテルはすぐにいっぱいになります。
それでも、福井駅から少し離れたところでも、場所と値段を気にしなければ、福井市外に泊まるといった事は起こらないと思います。
万が一、福井市内に泊まる事が難しい場合は、JR北陸本線鯖江駅、もしくは武生駅周辺のホテルに宿泊して当日電車で福井駅に向かうというのがベストだと考えられます。
前回大会は福井駅から大会当日受付会場(福井地方裁判所)までは、約1kmで歩いて15分程度でしたが、今年は県庁近くの福井市中央公園であるため、福井駅から前回大会の半分の時間で当日受付会場(G)に着く事が出来ます。
そのため、現状として県外から参加のランナーは、当日受付するのがスムーズに走れるような気がします。
手荷物預け入れについてと着替えについて
私は、福井マラソンに出場する時は、前日受付をして、その日の晩に当日に着用するウェアにゼッケンを貼り、当日はウェアを着てそのうえからジャージを着るなどして、出来る限り当日に着替えの手間を省くようにしました。
手荷物預かりは、受付時にもらえるビニールに入れますが、ある程度の大きさまでは十分預ける事が出来るので、心配無用です。
コースと対策
今年の大きな変更点は、給水箇所の大幅な増加とアクエリアスの設置です。去年まではコース上のスポンジ・給水部分がすべてスポンジのみでした。
前回大会では20km給水でアクエリアスの設置がありましたが、それ以外の給水箇所はすべて水で、まだ暑い10月で、大量に汗をかく中で塩分補給出来ず苦しみました。
今回大会は、アクエリアスは5km、10km、15km、20kmの4カ所で設置されます。
以前から福井マラソンの給水に対する改善を訴える声は数多くあり、今年はようやくその希望を叶えていただけそうです。
さらに、スタート前の給水ではあらたに熱中症予防サプリメントを設置されるため、今までの熱中症に対する対策としてはあまり良くなかったのかなと思ってしまいます。
また、もうひとつ大きな変更点として、ハーフマラソンのスタート時間の統一です。前回大会まではハーフ公認の部は9時、ハーフ一般の部は9時2分でしたが、今回は9時に統一、5kmは9時15分、10kmは9時30分は変更ありません。
このように種目ごとで異なり、スタートしてからのコースの道幅がかなり広いため、スタートからの混雑はほとんど無く、ストレスを感じる事は無いと思います。
福井マラソンのコースは比較的フラットですが、ハーフを走るランナーは7kmの給水直後の大瀬橋と、折り返し地点の高屋橋でアップダウンがあります。
特に高屋橋でのアップダウンは福井マラソン最大の難所で、晴れていた場合、一番気温が上昇する時間帯に通過するため、かなり体感温度が暑く感じてきつくなります。
しかも10月開催で、残暑が残る時期であるため、給水をしっかりと取っておきたいところです。前回大会より大幅に給水がリニューアルされるため、水分補給をしっかり行えば、暑さによる失速は防げると思います。
ちなみに私の福井マラソンの記録は以下の通りでした。
第37回福井マラソン(2014年10月5日)5kmラップ | ||||
距離 | ラップタイム | グロスタイム | ネットタイム | 通過時刻 |
スタート | – | – | – | 9:00:00 |
スタート地点 | 0:00:03 | – | – | 9:00:03 |
5km | 0:21:56 | 0:21:59 | 0:21:56 | 9:21:59 |
10km | 0:22:46 | 0:44:45 | 0:44:42 | 9:44:45 |
15km | 0:23:37 | 1:08:22 | 1:08:19 | 10:08:22 |
20km | 0:24:49 | 1:33:11 | 1:33:08 | 10:33:11 |
21.0975km | 0:05:32 | 1:38:43 | 1:38:40 | 10:38:43 |
第37回大会は、第4回大阪マラソン(2014年10月26日)前の、最後の調整レースとして出場しました。
天気は曇りで、気温も高くなかったので、かなり快適に走る事が出来ました。
第39回福井マラソン(2016年10月2日)5kmラップ | ||||
距離 | ラップタイム | グロスタイム | ネットタイム | 通過時刻 |
スタート | – | – | – | 9:02:00 |
スタート地点 | 0:00:17 | – | – | 9:02:17 |
5km | 0:23:10 | 0:23:27 | 0:23:10 | 9:25:27 |
10km | 0:23:56 | 0:47:23 | 0:47:06 | 9:49:23 |
15km | 0:25:08 | 1:12:31 | 1:12:14 | 10:14:31 |
20km | 0:28:46 | 1:41:17 | 1:41:00 | 10:43:17 |
21.0975km | 0:05:58 | 1:47:15 | 1:46:58 | 10:49:15 |
この大会の前日に大阪30K(都合により24km)に出場したという事もあるのですが、ものすごく暑く、10kmの給水前から明らかにペースが落ちてしまい、途中で歩きと走りを繰り返しながら何とか完走する事が出来ました。
制限時間と関門について
福井マラソンには制限時間とコース上に関門が設定されております。
ハーフマラソン
関門地点 | スタートからの距離 | 制限時間(グロスタイム) | 1kmあたりのペース |
第一関門 | 12.5km地点 | 1時間30分 | 7分12秒/km |
第二関門 | 15.0km地点 | 1時間45分 | 7分00秒/km |
第三関門 | 19.0km地点 | 2時間15分 | 7分06秒/km |
グロスタイムを考慮すると、1kmあたり7分を切るペース(6分45秒前後)で行くと良いでしょう。
10km
制限時間(グロスタイム) | 1kmあたりのペース | |
8km地点 | 1時間45分 | 13分07秒/km |
5km
制限時間(グロスタイム) | 1kmあたりのペース | |
4km地点 | 40分 | 10分00秒/km |
最後に
福井マラソンの雰囲気として、お祭りとしての要素より競技性の要素が強いです。
そのため、秋のフルマラソンの調整として出場してみる価値はあるかと思います。
ただし、あまりランネットのレポート(実際に走っったランナーによる評価)はあまり高くなく、理由として給水所が水しかない、帰りのシャトルバスが有料(200円)が原因と言われておりました。
そんなランナーの声が聞こえたのか、今年は給水箇所の充実、さらに帰りのシャトルバスが無料になります。
また、道幅は広くて走りやすくフラットなコースであるため、自己記録更新を狙えるコースだと思っております。是非機会があれば福井マラソンに出場されてはいかがでしょうか。