以前に、陸上の10種競技の種目と得点についての記事を取り上げましたが、男子の陸上混成競技は10種競技があります。一方、陸上混成競技の女子は7種競技になります。2016年8月に開催されますリオオリンピックの種目に、男子同様に女子も陸上混成競技があります。
この記事では、陸上混成競技のうち女子の7種競技について、男子の10種競技と同様に混成競技の種目と得点についてお話していきます。
7種競技の種目と日程
今年開催されるリオオリンピックの日程を紹介します。(日付はすべて日本時間)
①2016年8月12日(金) 9:30-13:10 100mハードル
②2016年8月12日(金) 9:30-13:10 走り高跳び
③2016年8月12日(金) 21:30-23:25 砲丸投げ
④2016年8月12日(金) 21:30-23:25 200m走
⑤2016年8月13日(土) 9:30-12:50 走り幅跳び
⑥2016年8月13日(土) 20:00-23:15 やり投げ
⑦2016年8月13日(木) 20:00-23:15 800m走
上記のように、2日間のうちに7種目をおこなうのでかなりハードです。男子の10種目も相当ハードですが、女子ではこの7種競技こそ、陸上競技のチャンピョンにふさわしい種目だと思います。
また、陸上7種競技の順番は、世界陸上でも一般の大会でも一緒です。
7種競技の得点について
7種競技は、各種目の得点の合計が一番高い人が優勝であることは分かりますが、それぞれの種目の得点については分からない人が多いと思いますので、ここで説明したいと思います。(□は自己記録)
①100mハードル 9.23076×(26.7-□)1.835 □は秒
②走り高跳び 1.84523×(□-75)1.348 □はcm
③砲丸投げ 56.0211×(□-1.5)1.05 □はm
④200m走 4.99087×(42.5-□)1.42 □は秒
⑤走り幅跳び 0.188807×(□-210)1.41 □はm
⑥やり投げ 15.9803×(□-3.8)1.04 □はm
⑦800m走 0.11193×(254-□)1.88 □は秒
換算方法は、度々変更があるため一概に何とも言えないが、おおまかに言えば上記の換算式で合っています。
ちなみに上記の換算式で、各種目の世界記録と7種競技での世界記録の得点をまとめると以下のようになります。
世界記録 | 得点換算 | |
100mハードル | 12秒21 | 1247 |
走り高跳び | 2m09cm | 1360 |
砲丸投げ | 22m63cm | 1379 |
200m走 | 21秒34 | 1251 |
走り幅跳び | 7m52cm | 1352 |
やり投げ | 72m28cm | 1296 |
800m走 | 1分53秒28 | 1224 |
合計 | 9109 |
7種競技の世界記録 7291点 ジャッキー・ジョイナー=カーシー(1988)
7種競技の日本記録 5962点 中田有紀 (2004)
世界トップ10に入っている人の総合得点は6800点~7300点であるが、日本のトップ10はそれよりも1300点近く低く55000点~6000点内におさまります。
男子同様に女子も世界と比べて点差が広がっているため、オリンピックでのメダル獲得はほぼ絶望に近い状態であります。