オリンピック

陸上の10種競技の種目と得点について

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今年はリオオリンピックが開催されるという事もあり、陸上競技に対する関心が高くなっていると思います。

その中で、オリンピックや世界陸上の種目の一つにあります「10種競技」は、もともと認知度が高くありませんでしたが、タレントの武井壮さんが、2013年に出場した世界マスターズ陸上競技で200mで銅メダルを獲得し、さらに武井さん自身が元陸上競技10種競技の元日本チャンピョンという経歴がある事で、少しずつ認知度が高くなっています。

学校や地域で開催されています「スポーツテスト」も運動能力を測る指数として得点化されていますが、陸上競技における10種競技も、陸上10種目をそれぞれ得点化して、総合得点の高い人が勝者となります。

そのため、10種競技は、陸上競技の真のチャンピョンにふさわしい競技と言えます。

私はマラソンをしていますが、マラソンの練習の一環で水泳を取り入れたり、普段の生活では自転車で行動する事が多いため、いずれはトライアスロン(水泳→バイク→マラソン)に挑戦したいと考えております。

個人的に陸上10種競技はトライアスロンと種目は違えど、同じ総合力が求められる競技として、武井さんがマスターズ陸上に出場したときから注目しておりました。

この記事では、最近注目されている10種競技についてお話していきます。そして、オリンピックや世界陸上を見る際の参考にしていただき、多くの人が陸上競技に興味を持ってもらえたらと思います。

10種競技の種目と日程

今年開催されるリオオリンピックの日程を紹介します。(日付はすべて日本時間)

①2016年8月17日(水) 21:30-25:05 100m走

②2016年8月17日(水) 21:30-25:05    走り幅跳び

③2016年8月17日(水) 21:30-25:05    砲丸投げ

④2016年8月18日(木)   5:45-11:05    走り高飛び

⑤2016年8月18日(木)    5:45-11:05    400m走

⑥2016年8月18日(木)  21:30-28:25    110mハードル

⑦2016年8月18日(木)  21:30-28:25   円盤投げ

⑧2016年8月18日(木)  21:30-28:25  棒高跳び

⑨2016年8月19日(金)   6:35-10:35   やり投げ

⑩2016年8月19日(金)   6:35-10:35   1500走

上記のように、2日間のうちに10種目をおこなうのでかなりハードです。しかも、10種目ともそれぞれ特徴が違うため、10種競技で優勝する事はまさしく、陸上競技のチャンピョンといっても過言では無い事が分かると思います。

何だかんだ言っても、武井壮さんは本当に凄い方である事が実感出来ると思います。

また、陸上10種競技の順番は、世界陸上でも一般の大会でも一緒です。

10種競技の得点について

10種競技は、各種目の得点の合計が一番高い人が優勝であることは分かりますが、それぞれの種目の得点については分からない人が多いと思いますので、ここで説明したいと思います。(□は自己記録)

①100m走  25.4347×(18-□)1.81   □は秒

②走幅跳   0.14354×(□-220)1.4       □はcm

③砲丸投   51.39×(□-1.5)1.05             □はm

④走高跳   0.8465×(□-75)1.42           □はcm

⑤400m   1.53775×(82-□)1.81    □は秒

⑥110mH  5.74352×(28.5-T)1.92    □は秒

⑦円盤投   12.91×(□-4)1.1                       □はm

⑧棒高跳   0.2797×(□-100)1.35            □はcm

⑨やり投   10.14×(□-7)1.08                    □はm

⑩1500m  0.03768×(480-□)1.85    □は秒

換算方法は、度々変更があるため一概に何とも言えないが、おおまかに言えば上記の換算式で合っています。

ちなみに上記の換算式で、各種目の世界記録と10種競技での世界記録の得点をまとめると以下のようになります。

世界記録得点換算
100m走9秒581202
走り幅跳び8.79m1268
砲丸投げ22.66m1267
走り高飛び2.43m1223
400m走43秒181156
110mハードル12秒801135
円盤投げ74.08m1383
棒高跳び6.16m1284
やり投げ98.48m1331
1500m3分26秒1218
合計12467

10種競技の世界記録     9045点  アシュトン・イートン(アメリカ) (2015)

10種競技の日本記録     8308点  右代啓祐 (2014)

世界トップ10に入っている人の総合得点は8700点~9000点であるが、日本のトップ10はそれよりも1000点近く低く7700点~8000点内におさまります。

世界記録を集めた完璧アスリート人間の得点が12467点であるため、10種目すべてが優れている人がいないかが証明されると思います。いつの時代か夢の10000点超えを達成する人が現れるのを見てみたいと思いますが、現状はほぼ不可能だと思います。

また、日本はどうしても海外勢に比べて体格が小さいため、10種目もありますと成すすべがないのかなと思うくらい点差が広がっているのが現状です。

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