冬は、ノロウイルスが流行して、突然の下痢や嘔吐が襲ってきます。
私も先日、人生で初めてノロウイルスに感染して、下痢と嘔吐が酷くかなり苦しみましたが、比較的早い段階で症状はおさまりました。
そして、体調が戻ってきたのをきっかけに、ノロウイルス感染における下痢の症状、対処法を経験談を交えながらお話することで、少しでもノロウイルスに感染した時の対処法に役立ってもらえたらと思います。
嘔吐に関しては、の記事をご覧ください。
ノロウイルス感染経験談
ノロウイルス症状の予兆
正直なところ、ノロウイルスに感染するとは夢にも思っておらず、感染した日(12月2日)も普通にこのサイトの別記事作成をしておりました。
すると、途中で急にめまいと脱力感が襲ってきて、最初は昼間の仕事が忙しく、疲れて眠いだけかと思っていたのですが、少しお腹が張る感覚がしたので、少し違和感はありました。
その後、頭が重くなってきて、記事作成するコンディションではなくなったため、この日は早めに寝る事にしました。
激しい嘔吐と38度の熱でインフルエンザが頭をよぎった
翌日(12月3日)、吐き気に襲われて目が覚め、すぐに洗面台に行き数回嘔吐しました。
この時、胃が多少ムカムカしていたのですが、私は、前日に激辛ラーメンを前々日は韓国料理でキムチと食べたので、刺激物によって胃がやられて嘔吐したと思っていました。
しかし、嘔吐してから2~3時間経った時に、頭痛とめまいに襲われ、体が急に熱くなってきたので、熱を測定したら38度ありました。
この時は、「まさかのインフルエンザ!」と思っていたので病院に行こうとしたのですが、下痢がひどく、トイレに行く回数が多かったため、とても外に出られる状態ではありませんでした。
下痢時に排泄した便は、ほとんどが水便で水に茶色がついた程度でほとんど白っぽかったです。
また便の臭いも生魚が腐敗したような匂いで強烈に酸っぱい感じでした。
熱は1日で36度台まで下がり、ノロウイルスの可能性が高まった
38度の熱を発症したときは、インフルエンザと思っていたのですが、布団の中で横になっているときに、鼻水や喉の痛み、痰といった症状が全く無いまま、下痢だけがひどかったので、インフルエンザではないのでは?と思うようになりました。
そして、次の日(12月4日)の朝、相変わらず下痢は酷く、ずっと水便ばかり排泄していたのですが、熱は38度から36度台に下がったため、インフルエンザでは無いと確信しました。
その後、その他の病気の可能性についてネットで調べ、ノロウイルスの症状に近かったので、ノロウイルスと判断してひたすら安静にして、無理して下痢を止めることなく自然に任せていました。
水便の排泄から固形便の排泄による回復
次の日(12月5日)は、仕事がある日でしたが、この日も水便が排泄したので、会社のトイレで感染が広がるとまずいため、お休みを頂き、昼まで安静していました。この時は、体調面でかなり回復しており、後は通常の便が出るのをひたすら待っていました。
そして、ついに夕方のトイレで固形便を排泄して、回復の第一歩を踏み出しました。
下痢の期間について
ノロウイルスに感染してから下痢がおさまる期間は、免疫力が弱い子供や高齢者は1週間前後、成人の方は2~3日と言われています。
私も12月3日~5日の3日間にかけて下痢の症状が出ていました。
人によって症状は異なり、子供は嘔吐だけで済む場合が多く下痢になる可能性は低く、大人は下痢や腹痛といった症状になることが多いと言われています。
ノロウィルス感染時の下痢の対処法について
脱水症状対策
ノロウィルスに感染して一番気を付けなければいけない事は、脱水症状です。
下痢を引き起こして水便が排泄される際に、水便は90%以上が水分であり、通常時の固形便が水分70~80%であるため、想像以上に体から水分が排出されます。
そのため、水分補給は食事よりも重要で、水やお茶でも問題はありませんが、私は経口補水液という食塩とブドウ糖を水に溶かした液を摂取することで、小腸から体内に水分が吸収され、効率よく水分を吸収してくれるため、感染してすぐにドラッグストアに買いに行き飲んでいました。(味はポカリスエットやアクエリアスをかなり薄くして、少ししょっぱい印象を受けました)
ただし、経口補水液は塩分含有量が多く、あくまでも下痢や嘔吐による脱水症状のみに使用する事と、医者の判断をあおぐ(強制ではないが)ようにと注意喚起がされているため、飲みすぎない程度で自己責任で行うようにしてください。
消化不良による食事について
また、下痢を引き起こした場合、腸の動きがかなり鈍って消化不良を引き起こしているため、腸の活動を活発するためにお腹を温める方法もあります。私は、使い捨てカイロをお腹に貼って様子を見ていました。
また、この時期は食欲はかなり落ち栄養不足に陥るため、ノロウイルス感染中はできる限り消化に良い食べ物、ゼリー状の食べ物、流動食を食べるなどの工夫が必要です。詳細は、以下の記事を参考にしてください。
下痢止め使用はNG
下痢やがひどい場合、下痢止めを使用すると思います。
慢性的な下痢やストレスなど精神面による下痢の場合は有効ですが、ノロウイルスなどの感染症による下痢は絶対に下痢止めを使用してはいけません。
感染症による下痢は、体内に侵入したウイルスを排除するための症状であるため、それを下痢止めによって止めてしまっては、症状が悪化して回復までの時間が遅くなってしまいます。
そのため、かなりしんどいですが、自然に下痢や嘔吐が治るのを待つしかありません。
実際に病院にいってノロウイルスと言われても、薬などによる処方はされず自然治療するのが一般的です。
最後に
ノロウイルスによる下痢の場合、完治するまで継続的に下痢に襲われます。
下痢の場合、水便であるため、お腹が張ったような感じで排泄感もないため、イライラしてきます。
寝ている時に何度もトイレに行きたくなるため、睡眠不足にも陥ってしまいます。
下痢止めも使えない状況でしんどいですが、下痢そのものは3日程度でおさまるので、その期間はひたすら耐えて、ノロウイルスを外へ追い出しているというポジティブな気持ちでいるのが一番だと思います。