マラソン

東京30Kの開催日は?出場を強く勧める理由とは?

フルマラソンを走る時に、ほとんどのランナーが経験する30kmの壁

30kmの壁とは、30kmを過ぎた辺りから、エネルギーが枯渇したり体のいろんな所の筋肉が痛くなったりして、突然失速してしまう現象の事を言います。

ランナーによってはもっと早い段階で失速してしまう事もありますが、フルマラソンを走る上でこの失速は大きな痛手となります。

そこで、お勧めする大会として、全国各地で開催されているアールビーズが主催する30Kシリーズがあります。

30Kシリーズとは、普段の練習でなかなか出来ない30km走をおこなうので、30km走った時の疲労度、体の状態、精神的な部分の感覚を自分で掴む事が出来ます。

しかも、30Kシリーズはフルマラソンを走る上で最も重要なペース配分を掴むために、多くのペースメーカーが存在しているため、フルマラソンの調整には最も適している大会と言えます。

この記事では、最もランナー人口が多い東京で開催される2018東京30Kの最新情報と、東京30Kを活かせるフルマラソン大会についてお話していきます。

2018東京30Kの概要について(随時更新)

東京30Kは毎年1月と10月の年2回開催されております。多くのフルマラソン大会は、秋(11月-12月)、冬(1月-3月)に開催されるため、東京30Kに出場されるランナーの方は、1か月後にフルマラソンに照準を合わせる事が多いと思います。

初心者の方は30kmの壁を経験する、中級者上級者はペース走だったり、フルマラソンのペース配分を決める大事な調整期間として参加出来るため、出場しない手は無いです。

2018東京30Kの開催日

大会開催日備考
2018東京30K2018年10月13日(土) 
2019東京30K2019年1月26日(土)

開催場所&コース

2017東京30Kは堀切水辺公園で開催され、荒川河川敷を走行するコースです。

今年の2017東京30Kは、30kmと30km+5km(35km)の2つの種目でおこなわれます。

30km走の場合は、30kmの壁を経験する事が主な目的になりますが、35km走の場合は、一番苦しいところでのふんばりを試す事が出来るため、より実践に近い経験を積む事が出来ます。

 

エントリー期間および定員

 種目 エントリー期間定員備考
30K2017年6月15日(木)~8月20日(日)3500人
35K(30km+5km)2017年6月15日(木)~8月20日(日)1000人 

エントリー料

種目参加費
30K・35K6500円

2018東京30Kが活かされる秋のフルマラソン大会とは(2018年5月3日現在)

以下に東京30Kに出場する事で活かされる秋のフルマラソン大会についてまとめてみました。

また、フルマラソン大会における東京30Kの活かし方についても記載しております。

出場大会日程東京30Kの活かし方
横浜マラソン10月28日(日)初心者:30kmを止まらずに走れる 中級者:本番前ラスト30km走

上級者:東京30Kの記録を踏まえて、もう一度30km走をしてから本番

金沢マラソン10月28日(日)初心者:30kmを止まらずに走れる 中級者:本番前ラスト30km走

上級者:東京30Kの記録を踏まえて、もう一度30km走をしてから本番

富山マラソン10月28日(日)初心者:30kmを止まらずに走れる 中級者:本番前ラスト30km走

上級者:東京30Kの記録を踏まえて、もう一度30km走をしてから本番

下関海響マラソン11月4日(日)初心者:30kmを止まらずに走れる 中級者:本番前ラスト30km走

上級者:東京30Kの記録を踏まえて、もう一度30km走をしてから本番

あいの土山マラソン11月4日(日)初心者:30kmを止まらずに走れる 中級者:本番前ラスト30km走

上級者:東京30Kの記録を踏まえて、もう一度30km走をしてから本番

おかやまマラソン11月11日(日)初心者:30kmを止まらずに走れる 中級者:本番前ラスト30km走

上級者:東京30Kの記録を踏まえて、もう一度30km走をしてから本番

福岡マラソン11月11日(日)初心者:30kmを止まらずに走れる 中級者:本番前ラスト30km走

上級者:東京30Kの記録を踏まえて、もう一度30km走をしてから本番

いびがわマラソン11月11日(日)初心者:30kmを止まらずに走れる 中級者:本番前ラスト30km走

上級者:東京30Kの記録を踏まえて、もう一度30km走をしてから本番

神戸マラソン11月18日(日) 初心者:30kmの感覚になれる 中級者:30kmペース走 上級者:30kmビルトアップ
福知山マラソン11月23日(祝) 初心者:30kmの感覚になれる 中級者:30kmペース走 上級者:30kmビルトアップ
大田原マラソン11月23日(祝)初心者:30kmの感覚になれる 中級者:30kmペース走 上級者:30kmビルトアップ
大阪マラソン11月25日(日) 初心者:30kmの感覚になれる 中級者:30kmペース走 上級者:30kmビルトアップ
つくばマラソン11月25日(日)  初心者:30kmの感覚になれる 中級者:30kmペース走 上級者:30kmビルトアップ
湘南国際マラソン12月2日(日) 初心者:30kmの感覚になれる 中級者:30kmペース走 上級者:30kmビルトアップ
NAHAマラソン12月2日(日) 初心者:30kmの感覚になれる 中級者:30kmペース走 上級者:30kmビルトアップ
奈良マラソン12月9日(日) 初心者:30kmの感覚になれる 中級者:30kmペース走 上級者:30kmビルトアップ

2017東京30Kの予定はまだ分かりませんが、おそらく10月上旬にあるため、11月中旬までの大会は、ラストの30km走として臨むと良いと思います。そのため、東京30Kに出場する前に、自分で一度30km走もしくは3時間走をすると良いです。

11月下旬や12月にある大会は、東京30Kを初めての30km走にして、フルマラソン本番3週間前までに、もう一度30km走もしくは3時間走をすると良いです。一度でも東京30kでペースメーカーに引っ張ってもらう経験をすれば、個人練習でも案外すんなり出来ると思います。

ペースメーカーとフルマラソン完走するためのペースとは?

東京30Kの最大の特徴は自分に合ったペースメーカーが必ずいるという事です。

ペースメーカーはフルマラソンの目標完走タイムが3時間以内から、15分刻みで5時間まで設定されております。(4時間45分は無し)(以下のペース表を参照)

フルマラソンペース1kmペース30km走完走するために最低限必要になってくるペース
3時間00分00秒4分16秒2時間07分59秒
3時間15分00秒4分37秒2時間18分39秒
3時間30分00秒4分59秒2時間29分18秒2月別府大分(大分)
3時間45分00秒5分20秒2時間39分58秒
4時間00分00秒5分41秒2時間50分38秒11月大田原(栃木),12月防府読売(山口)
4時間15分00秒6分03秒3時間01分18秒
4時間30分00秒6分24秒3時間11分58秒
4時間45分00秒6分45秒3時間22分38秒 
5時間00分00秒7分07秒3時間33分18秒11月あいの土山(滋賀),2月泉州国際(大阪),3月篠山(兵庫)

一般的なフルマラソンは、制限時間6時間か7時間に設定されている事が多いため、1km8分32秒ペース(30km4時間15分57秒)で走れば、6時間でゴールする事は可能です。

しかし、東京30Kは制限時間が4時間(1km8分ペース)であるため、少なくともフルマラソン5時間37分33秒以内に完走する走力がないと、東京30Kを完走する事は出来ません。

最後に

さきほどのペースをみますと、初めて参加される方は敷居が高いように感じますが、東京30Kのような30Kシリーズは、大会というより30kmの練習会という意識で取り組む事の方が大事になります。

走力がないからといって30km走をやらないのではなく、チャレンジする事を強くお勧めします。

練習でたくさん失敗して経験を積んで、本番で完走していい結果が出る事に期待して、30Kシリーズに取り組んでほしいと思います。

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