横浜マラソンは、2015年にフルマラソン化されて始まった大会で、マラソンコースが186m近く不足して、日本陸連公認コースだけでなく、公式記録として認められないという事態に陥った事で有名です。
当時は石原良純さんがサブ4目指して、見事4時間切って完走したのに記録として認められず、色々と物議が起こりました。
2017年大会は台風22号で中止になり、そのため、2018年大会では、2017年大会にエントリーした参加者を対象に優先権が与えられため、2018年大会の一般募集はかなり枠が小さくなるなど、色々とバタバタが続く大会です。
この記事では、横浜マラソンの参加を考えているランナー向けに、11月1日(日)に開催される横浜マラソン2020のエントリーについてお話していきます。
横浜マラソンのエントリーの実態とは?
フルマラソンの部
横浜マラソン2020の募集枠は28100人です。
横浜マラソンは冒頭にもお話しましたが、第1回大会からいろいろなトラブルが多く、年々募集倍率が下がっているのが現状です。
個人的な視点ですと、エントリーして走れる可能性は高くなることは良いことですが、倍率が下がり続けていると、ランナーからの支持や大会に対する印象など不安になります。
なお、横浜マラソン2020のエントリーは、4月1日(水)12時~4月30日(木)17時となります。
ただし、先着順の外国人枠、チャリティ枠、ふるさと納税枠は5月14日以降の募集になります。
横浜市民枠
横浜市民枠は、横浜市内在住であればエントリーすることが出来ます。
過去のエントリー倍率をみると、2019年は倍率が物凄く下がる形になりました。
それでも倍率は4倍以上あるので、抽選を勝ち取るのはなかなか難しいです。
定員 | 申込人数 | 倍率 | |
横浜マラソン2020 | 2000 | ||
横浜マラソン2019 | 2000 | 8586 | 4.3 |
横浜マラソン2017 | 9.31 | ||
横浜マラソン2016 | 9.7 | ||
横浜マラソン2015 | 9.7 |
神奈川県民枠
神奈川県民枠は、神奈川県内在住であればエントリーすることが出来ます。
もちろん、横浜市内在住の方も神奈川県民枠での応募は出来ますが、過去のエントリー倍率をみても10倍を超えるので、抽選を勝ち取るのは激ムズです。
そのため、横浜市内在住の方は、横浜市民枠での応募が現実的です。
定員 | 申込人数 | 倍率 | |
横浜マラソン2020 | 1000 | ||
横浜マラソン2019 | 1000 | 10310 | 10.3 |
横浜マラソン2017 | 10.42 | ||
横浜マラソン2016 | 11.6 | ||
横浜マラソン2015 | 11.5 |
女性ランナー優先枠
2019年大会から新設された女性ランナー優先枠。
フルマラソンの枠26920人に対して10000人が女性ランナー優先枠と、女性ランナーにとってはかなり優遇された枠でしたが、結果定員に届かない申込人数で、余った枠は一般枠に組み込まれる形になりました。
定員 | 申込人数 | 倍率 | |
横浜マラソン2019 | 10000 | 6846 | 0.68(全員当選) |
一般枠
横浜マラソンの抽選倍率は、年々下がっています。
2019年は2.3倍と過去最低で、地元優先枠に比べても、横浜マラソンは大会規模に対して地元密着型の大会とも言えます。
過去のエントリー倍率は以下の通りです。
定員 | 申込人数 | 倍率 | |
横浜マラソン2019 | ※15074 | 34081 | 2.3 |
横浜マラソン2017 | 2.71 | ||
横浜マラソン2016 | 3.1 | ||
横浜マラソン2015 | 3.4 |
※横浜マラソン2019の一般枠の定員は11920人ですが、女性ランナー優先枠の3156人分が余ってしまったので、一般枠に組み込む形で15074人となりました。
チャリティ枠
チャリティ枠とは、横浜ラポールという社会福祉法人横浜市リハビリテーション事業団が運営する機関に、「障害者スポーツの普及啓発」、「アスリートや将来を担う若手選手の育成支援」として、参加費の一部を寄付します。
「かながわ県立病院小児医療基金」にも寄付を行います。
2020年大会の定員は500人です。
横浜マラソンチャレンジ枠
横浜マラソンチャレンジ枠とは、ランニング等のスポーツを習慣化してもらうことを目的に新設された枠で、決められた大会に出場して、スタンプを集め、3つスタンプが集まったら投函して応募することが出来ます。
出場大会によって押してもらえるスタンプの数が1個か2個のどちらかになります。
2020年大会の定員は500人です。
外国人枠
外国籍の方が応募出来る枠で、先着順となります。
2020年大会の定員は900人です。
1/7フルマラソン
2018年大会に、それまでの10kmの部から1/7(6.0278km)というかなり特殊な部が新設されました。
過去の倍率をみるとかなりの激戦であることが分かります。
定員 | 申込人数 | 倍率 | |
横浜マラソン2019 | 1000 | 5809 | 5.8 |
横浜マラソン2018 | 440 | 3652 | 8.3 |
車いすの部
1/7マラソン
定員 | 申込人数 | 倍率 | |
横浜マラソン2020 | 30 | ||
横浜マラソン2019 | 30 | 12 | 0.4(全員当選) |
2km
定員 | 申込人数 | 倍率 | |
横浜マラソン2020 | 100 | ||
横浜マラソン2019 | 50 | 117 | 2.3 |
参加費
横浜マラソン2020の参加費は以下の通りです。
参加費 | 備考 | |
フルマラソン(一般、地元選考枠、チャレンジ枠) | 16200円 | |
ふるさと納税枠 | 116200円 | ふるさと納税額100000円を含む |
フルマラソン(チャリティ枠) | 51200円 | |
フルマラソン(外国人優先枠) | 17000円 | 手数料2000円含む |
1/7フルマラソン(車いすも含む) | 4000円 | |
2km車いす | 3000円 |
抽選結果発表日
横浜マラソンは、抽選結果発表から入金締切までが、優先枠は1週間、その他一般は約3週間となっております。
2020年大会の抽選発表日と入金締切日は以下の通りです。
部門 | 抽選結果発表 | 入金締切 |
フルマラソン(地元優先枠、女性優先枠) | 5月14日(木) | 5月21日(木) |
フルマラソン(一般)、1/7フルマラソン、車いす | 5月28日(木) | 6月8日(月) |