マラソン

泉州国際市民マラソン2020のコースを動画付きで徹底解説。

泉州マラソンに出場されるランナー、エントリーを考えているランナーは、泉州マラソンを走るうえで、コースの特徴、注意点、攻略法、大会の様子などしっておきたいポイントはたくさんあると思います。

この記事では、泉州国際市民マラソンのコースについて、2016年に完走した経験をもとに、徹底的に解説していきます。

泉州国際市民マラソンのコース攻略法

コースマップ、高低差図

泉州国際マラソンホームページより

泉州マラソンのコースは、スタート地点の浜寺公園から5kmほど北上したのち、りんくうタウンまでひたすら南下し、りんくうタウン到着後は、泉州マラソンの名物「田尻スカイブリッジ」「泉南マリンブリッジ」(通称:モンスターブリッジ)を往復して、再びりんくうタウンに戻るコースとなっております。

高低差図をみてわかるように、モンスターブリッジ以外はほぼフラット基調であるため、モンスターブリッジさえ攻略できると、意外と好タイムが出そうな大会といえます。

それでは、それぞれの区間のコースの特徴と対策について、解説していきます。

スタート前

ここでは、僕が実際に走った2016年大会の様子についてお伝えしていきます。

2020年大会と異なる部分もあると思いますが、少しでも泉州マラソンのイメージトレーニングにしてもらえたら嬉しいです。

スタート会場の浜寺公園へは、

・南海本線 浜寺公園駅(南海なんば駅から区間快速乗り継ぎで約20分、普通のみで約25分)

・阪堺電鉄 浜寺駅前

・JR羽衣線 東羽衣駅(JR天王寺駅~鳳駅 快速で約18分、鳳駅~東羽衣駅まで約3分 浜寺公園まで徒歩10分) 

の3つが最寄駅になります。

南海本線で来るランナーが圧倒的に多いため、人ごみを出来るだけ避けたい場合は、JRで行く事をお勧めします。

私もJRで行きましたが、電車内はランナーが多くいても、少し人が多い程度なのでストレスも感じませんし、しかも駅から徒歩10分くらいなので、走る前に体のスイッチを入れるという意味でも良いのではないでしょうか。

スタート会場は比較的コンパクトで、一極集中しているため、荷物の受け渡しもスムーズにいけますし、スタートち整列も受付から非常に近いので、特に不自由はありませんでしたが、更衣室会場が少し遠い場所にあることだけが欠点でした。

スタート会場の敷地外は広い浜寺公園であるため、準備運動やアップをする環境はかなり整っております。

ランナーの一番気になるトイレですが、スタート地点付近の仮設トイレは人ごみがすごく、かなり待たなければいけませんが、更衣室会場付近のトイレや、浜寺公園内のトイレは意外と少ないので、アップの途中でトイレを済ませるのがコツだと思います。

スタート地点(浜寺公園)~33km地点

この区間の最大の特徴は、自分が思っているペースより速く走れてしまう事です。

泉州マラソンは参加ランナーが約5000人と、東京マラソン(35500人)や大阪マラソン(30000人)といった都市型マラソンに比べて非常に少なく、スタート後の渋滞は早めに解消されるため、すぐに自分のペースで走る事が出来ます。

コース全体の道幅はランナーの人数に対して適切です。

また、スタート直後は北に向かいますが、一度折り返しますと、20km以上まっすぐ南下するだけなので、カーブが多いとか、右に左に曲がるということもほとんどなく、気持ちよく走る事が出来ます。

しかし、南風が強いとずっと向かい風を受け続ける事になるため、その時はきつくなると思います。

しかも、この区間は多少の高低差はありますが、ほぼフラットであるため、かなりペースが速くなることが予想されます。

しかし、この区間で注意しなければいけない最大のポイントは、最初の吸水地点が10.1kmであるため、スタート前にしっかりと水分を摂ることと、必要以上にペースを上げないようにしないといけません。

寒いから大丈夫と思っていても、マラソン中は寒くても水分を失いますし、必要以上にペースを上げると余計に喉が渇き、脱水症状を引き起こすだけでなく、本来のパフォーマンスが出来ない可能が出てきます。

泉州マラソンは給水地点が7ヶ所しかなく、他のフルマラソンに比べて少ないです。

さらに、給食のバナナも25kmまでありません。しかもコース全体では35.7km地点にもう一ヶ所あるだけです。

そのため、アミノ酸やエネルギー源の補給食や塩熱サプリを持参して、自分の体とペースに合った形で補給するのが良いです。

泉州マラソンは陸連登録するだけで、誰でもスペシャルドリンクを置くことが出来るため、スペシャルドリンクに補給食を紐などでくくるなどの工夫をされている方もいました。(この区間では20km、25km、30km)

この区間は、気象条件(南風が強い、大雨、急激な冷え込み、雪など)が悪くない限り、気分よく走れますが、いくらこの区間で気持ちよく走れても、フルマラソンでよく言われる「30kmの壁」(30km過ぎからエネルギー切れや脚が重くなって動かなくなり、急激にペースが落ちる事)のあとに、モンスターブリッジが待ち構えています。

そのため、20kmから30kmの間に、エネルギー源とアミノ酸、水分補給をきちんと取るのが一番良いと思います

脚が重くなったり、エネルギーが切れる前に補給をしっかりとって、エネルギーと脚の筋肉の消耗をできる限り抑えた状態でこの区間を終わらせないと、次のモンスターブリッジで確実にやられます。

私はフルマラソンを走る時は、長い上りや橋を渡る約30分前にアミノ酸を飲むことで、壊れた筋肉を素早く修復させてから、脚の負荷をできる限り抑えるようにしております。

モンスターブリッジ~ゴール地点(りんくう公園)

©allsports.jp

モンスターブリッジとは、33kmからの「スカイブリッジ」から始まり、「マリンブリッジ」、そして、約2km直進したあとに折り返して、再び「マリンブリッジ」、「スカイブリッジ」と泉州マラソン名物の4回の橋渡りの事を言います。

「スカイブリッジ」と「マリンブリッジ」は両方共高低差は約10mで、橋そのものはそこまで急勾配ではありません。

そのため、体力が有り余っていたり、スタート直後であれば、この橋渡りはそこまできついものではありません。

しかし、先程も言いましたが、「30kmの壁」で体力や脚がきつくなる時に、橋を4回渡るため、精神的苦痛を伴います。

僕が一番嫌だったのは、マラソンのリズムが急に変わる事でした。

あれだけ前半快調に走っていたのに、急にアップダウンの繰り返しで完全にリズムが狂います。

それなら、適度にアップダウンあった方が実は走りやすかったりするものです。

それは、マラソンは一定のペース、一定のリズムで走るのが一番走りやすいです。

しかも、4回同じ間隔でアップダウンすればまだ良いですが、「マリンブリッジ」と「スカイブリッジ」を渡ったあとは、2kmほど直進して折り返して2kmほど直進して、スカイブリッジ、マリンブリッジを渡ります。

この直線区間が無駄に長く感じ、橋わたりで脚が重たくなっているため、全然前に進んでくれません(苦笑)

こんな言い方をしては駄目かもしれませんが、モンスターブリッジを制する方法やこの区間の走り方のこつを知るよりも、スタートから33kmまでの区間の走り方、給水、補給ですべて決まるといって過言ではありません。

なぜなら、どれだけ坂道トレーニングをしてきても、前半の区間で30kmの壁にぶち当たると、修正する事がほぼ不可能だからです。

30kmの壁の後のモンスターブリッジですから、どうしようもないからです。

僕は、モンスターブリッジに差し掛かった時は、正直精神的にまいってしまいましたが、最初の区間をほぼ同じペースでリズムよく走る事が出来たので、リズムを作る事を意識して、「上りは前かがみで早歩き、下りは胸を張って走る」事を4回とも徹底させました。

また、35.7km地点(往路のマリンブリッジを渡った直後)は、アミノ酸とエネルギー源を両方摂取する事で、最後の橋渡り対策とゴールまでのエネルギーを回復させました。

そのため、ペースは落ちましたが、モンスターブリッジが終わった後は、ペースを大きく落とすことなくゴールまで走る事が出来ました。

収容関門時間

泉州国際市民マラソンは収容関門は全部で7箇所あります。

NO.スタートからの距離スタートから制限時間(一般の部)次の関門までの距離次の関門までの制限時間次の関門までに走るべきの1kmペース配分
スタート4.0km32分8分00秒/km
14.0km32分6.2km48分7分44秒/km
210.2km1時間20分6.4km40分6分15秒/km
316.6km2時間00分7.3km50分6分50秒/km
423.9km2時間50分5.0km35分7分00秒/km
528.9km3時間25分5.5km40分7分16秒/km
634.4km4時間05分 5.0km 35分7分00秒/km
739.4km4時間40分

泉州マラソンの第2関門と第3関門のペースがかなりきつめに設定されているので、スタートからは最低でも1km6分30秒以上のペースで走りたいところです。

泉州国際市民マラソンのデータ

気象状況

過去5大会の気象状況は、天候に恵まれており、気温は低くて寒いですが、朝昼の温度差がそこまで大きくないので、良いコンディションと言えます。

天気9時(会場入り時間帯)11時(スタート後)12時15時
第25回泉州国際市民マラソン(2018)3.6℃5.3℃5.2℃7.2℃
第24回泉州国際市民マラソン(2017)5.3℃8.7℃8.8℃10.3℃
第23回泉州国際市民マラソン(2016)8.0℃10.0℃9.6℃11.1℃
第22回泉州国際市民マラソン(2015)7.1℃9.6℃10.2℃9.8℃
第21回泉州国際市民マラソン(2014)6.8℃8.2℃9.8℃9.7℃

中間タイム(平均タイム)

マラソン情報雑誌ランナーズにて毎年7月号(5月下旬発売)にて、全日本マラソンランキングが発表されています。

全日本マラソンランキングでは、各大会ごとに中間タイム(完走ランナーの中で中間順位のランナーのタイム)が記載されており、泉州国際市民マラソンのタイムの実態は以下の通りです。

第21回泉州国際市民マラソン(2014)は完走ランナーの平均タイムとなっております。

男性ランナー女性ランナー全ランナー
第25回泉州国際市民マラソン(2018) 3:59:22 4:11:16 4:02:02
第24回泉州国際市民マラソン(2017)4:00:474:10:274:02:44
第23回泉州国際市民マラソン(2016)4:00:244:10:454:02:59
第22回泉州国際市民マラソン(2015)4:03:084:10:004:04:39
第21回泉州国際市民マラソン(2014)3:59:374:09:094:01:03

泉州マラソンは制限時間5時間であるため、出場しているランナーのレベルは高いです。

平均タイムも4時間前後であるため、泉州マラソン出場を考えているランナーは、最低でもサブ4.5を達成してから出ると安心して完走出来るかと思います。

フルマラソンの平均タイムについてもう少し詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

フルマラソン完走率

出走者数完走者数完走率
第26回泉州国際市民マラソン(2019)5155446686.6%

泉州国際市民マラソン2020にエントリーについて

泉州国際市民マラソン2020のエントリーについては、以下の記事を参考にしてください。

最後に

泉州マラソンは京都マラソンと日程がかぶるため、どうしても京都マラソンと比較すると、陰にかくれがちな大会ですが、コースをきちんと理解して対策をとれば十分に記録を狙えますし、大会規模にあった運営がきちんとされているので、結構お勧めな大会です。

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